小社、単行本です。

 
北方海域をめぐる国際政治史
明治期日本の海獣猟業
  • 著者:髙橋亮一
  • 定価:6,270円
  • 刊行:2024年02月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:近代国家としての自立を急ぐ日本は、海洋生物資源をめぐる国際関係にどのような対応を見せたのか。近代的な国際社会に参入していく過程について、北方海域の内外事情から明らかにする。
琉球王国から沖縄県へ
  • 著者:来間泰男
  • 定価:2,860円
  • 刊行:2023年11月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:琉球近世の「社会のかたち」を維持したまま、近代移行期を迎えた沖縄は、どのように近代日本に統合されていったのか。資本主義への移行は果たせたのか。
波瀾の時代を生きて
一歴史研究者の人生
  • 著者:中村哲
  • 定価:4,400円
  • 刊行:2023年11月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:東アジア経済史の創始を提唱しその研究をリードしてきた中村哲の自叙伝。幼少期から学生・助手時代、龍谷大学、京都大学時代からその後にかけて、斯界の重鎮が描いた私的戦後史。
関東大震災  記憶の継承〔オンデマンド版〕
歴史・地域・運動から現在を問う
  • 著者:関東大震災90周年記念行事実行委員会編
  • 定価:3,520円
  • 刊行:2023年08月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:「90周年」をむかえた関東大震災について、近年の研究および地域での埋もれた記憶の掘り起こし運動の成果と意義を、現在の社会状況をふまえて示す。ブックガイドや関連年表も収録。
日独航空技術移転史
1919~45年
  • 著者:西尾隆志
  • 定価:5,940円
  • 刊行:2023年08月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:ドイツから日本への航空技術移転を、機体・エンジン部門を中心に実証分析し、日本航空機産業の自立化に果たした役割の意義と限界を軍事・技術・経済・政治史など多角的に考察する。
小樽学
小樽商科大学叢書
港町から地域を考える
  • 著者:醍醐龍馬編著
  • 定価:3,850円
  • 刊行:2023年03月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:小樽商科大学が開講するリレー講義「小樽学」の書籍化。文理を超えた多分野の専門家が、港町小樽の新たなる魅力を多岐にわたり浮き彫りにする。
首都圏形成の戦後史
首都圏史叢書 9
計画・開発と自治体
  • 著者:松本洋幸・大西比呂志編著
  • 定価:6,600円
  • 刊行:2023年03月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:「首都圏」という巨大な空間は、どのように形成されたか。関東近県を対象とした首都圏計画の推移と、開発の力学がもたらした地域社会の多様な政治変動を通して、新たな戦後史に迫る。
関東大水害
首都圏史叢書 8
忘れられた1910年の大災害
  • 著者:土田宏成・吉田律人・西村健編著
  • 定価:6,270円
  • 刊行:2023年02月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:明治末の日本を襲った大洪水はどのような被害を発生させ、人々はどのように対応したか。その後の災害対策への影響と教訓は何か。首都東京とその周辺を中心に多面的に考察する。
現代日本の規律化と社会運動 
ジェンダーと産報・生協・水俣
  • 著者:及川英二郎
  • 定価:6,930円
  • 刊行:2022年12月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:誰も他人と同じようには働けない。人間を部品と化す規律化。それに抗する可能性を、戦後の「主婦」や「障がい者」の運動に探る。労働とは何か、ジェンダーの視点で問い直す。
日本憲兵史 〔オンデマンド版〕
小樽商科大学叢書
思想憲兵と野戦憲兵
  • 著者:荻野富士夫
  • 定価:7,150円
  • 刊行:2022年12月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:国内、そしてアジア各地で恐れられた憲兵は、いかなる組織と意図のもとで暴威をふるったのか。その実態を史料から読み解き、憲兵の誕生から終焉、そして現代への連続性を明らかにする通史。
戦時食糧政策と生理学、栄養学の実験
  • 著者:藤田哲雄
  • 定価:5,830円
  • 刊行:2022年11月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:19世紀ヨーロッパで飛躍的に進んだ生理学、栄養学、動物栄養学が工業化・都市化により変貌した食生活や世界大戦中の食糧不足、農業生産の減退に出した処方箋をドイツ、イギリス、デンマークを対象に分析する。
「日本型」育英事業の思想
尚武と錬成の近代
  • 著者:布施賢治
  • 定価:5,940円
  • 刊行:2022年10月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:士族によってはじめられた日本の育英事業。明治期の旧藩・同郷会・武官養成会による「国家有用人材」の輩出から大日本育英会まで、地域が近代教育を支えてきた歴史を繙く。
自由民権の家族史 
新潟・山添武治家の近現代
  • 著者:横山真一著 伊東祐之・高島千代校訂
  • 定価:4,730円
  • 刊行:2022年09月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:山添武治は自由民権運動を担い、『新潟毎日新聞』を創業した。山添柱は家族を支えながら自らの生き方を模索し、五人の子どもたちも自由・自立の道へ。一民権家と家族の行動と思想。
琉球近世の社会のかたち
よくわかる沖縄の歴史 2
  • 著者:来間泰男
  • 定価:2,420円
  • 刊行:2022年07月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:沖縄は、琉球という名の、日本とは別の国だった。同じく一七世紀から一九世紀半ばまでの「近世」ではあるが、「日本近世」とは異なる「琉球近世」の時代。何が異なるのか。日本と対比しながら琉球の経済社会を描く。
東京経済大学百二十年史 資料編 第二巻
  • 著者:東京経済大学百二十年史編纂委員会編
  • 定価:9,900円
  • 刊行:2022年03月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:大倉経済専門学校が大学に昇格した1949年以降2020年までの史料を、成長と基盤整備、再編への模索と社会への発信、社会科学系総合大学への歩みを4つの章に分けて収録。
帝国日本の観光
政策・鉄道・外地
  • 著者:千住一・老川慶喜編著
  • 定価:5,390円
  • 刊行:2022年02月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:帝国日本の拡大はいかなる観光を生み出し、観光はいかに帝国日本を支えたのか。 内地、台湾、朝鮮、満洲、青島の観光開発、誘致事業、メディア表象を史的観点からひろく検討。
「生きること」の問い方
歴史の現場から
  • 著者:大門正克・長谷川貴彦編著
  • 定価:5,170円
  • 刊行:2022年01月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:歴史のなかに「生きること」をどう問うか。書かれたことから、聞き取ったことまで、多彩な史料を読み解き、人びとが「生きること」にどう向き合ってきたのか、新たな光をあてる。
幕末維新期のフランス外交
レオン・ロッシュ再考
  • 著者:中山裕史著・中武香奈美編 
  • 定価:8,360円
  • 刊行:2021年10月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:第二帝政期フランスのナポレオン3世や外務省をはじめとする各省の対外政策を多面的に検討し、グローバルな視点から第2代駐日公使ロッシュの対日外交をとらえ直す。
成瀬仁蔵と日本女子大学校の時代
  • 著者:吉良芳恵編
  • 定価:4,950円
  • 刊行:2021年08月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:日本女子大学校の創設に携わった成瀬仁蔵や広岡浅子は何をめざしていたのか。開校までの過程やその後の課題を分析し、教育・女性・経済・思想などの視点から、その歴史的意味を明らかにする。
琉球王国の成立と展開
よくわかる沖縄の歴史 1
よくわかる沖縄の歴史
  • 著者:来間泰男
  • 定価:2,200円
  • 刊行:2021年07月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:沖縄に武士はいなかった。戦国時代もなかった租税もなかった。日本史の常識をくつがえす琉球/沖縄の社会・歴史を、周辺国および日本史の流れと重ね対比しつつ描く。
開発事業と埋蔵文化財
伊場遺跡をめぐる開発・保存運動・訴訟
  • 著者:荒木田岳
  • 定価:5,280円
  • 刊行:2021年04月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:史跡指定解除という異例の処分により線路の下敷きにされた伊場遺跡。その知られざる経緯を当事者の記録や証言から明らかにし、裁判の果たした役割を再考。行政への民意反映の糸口をさぐる。
石井家の人びと
「仕事人間」を超えて
  • 著者:石井寛治編
  • 定価:2,310円
  • 刊行:2021年04月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:仕事好きの逓信官僚の父と音楽好きの母から育った6男1女の、神経薬理学者や日本経済史家、経済人、伝道者、建築家、労働行政官としての活躍の歴史。編者は東大名誉教授。
農業用水と地域再生
高崎経済大学産業研叢書
高崎市・長野堰の事例
  • 著者:高崎経済大学地域科学研究所編
  • 定価:3,740円
  • 刊行:2021年03月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:世界かんがい施設遺産に登録された長野堰、その伝承や管理システムを検証し、戦前・戦後の地域生活との関わりを明らかにする。そして歴史を活かしたまちづくりを考える。
冷戦期アジアの軍事と援助
明治大学国際武器移転史研究所研究叢書 6
  • 著者:横井勝彦編著
  • 定価:5,940円
  • 刊行:2021年03月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:第二次大戦後、急拡大した兵器取引の背景には何があったのか。冷戦期の米ソによる経済・軍事援助と武器移転、日本を含むアジア諸国の軍事的自立化との関係を解明する。
グローバル・ヒストリーと国際法
  • 著者:C.H.アレクサンドロヴィッチ著、D.アーミテイジほか編/大中真ほか訳
  • 定価:7,150円
  • 刊行:2020年12月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:西欧中心的国際法史観を問い直した先駆者・アレクサンドロヴィッチを紹介。忘れられた国際法学者の研究を世界史的視座から位置づける。
東京経済大学百二十年史 資料編 第一巻
  • 著者:東京経済大学百二十年史編纂委員会編
  • 定価:9,350円
  • 刊行:2020年11月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:前身の大倉商業学校創立から本年で百二十周年。通史編に先立って、設立構想から高等商業学校への昇格、戦時から占領期の経済専門学校に至る期間の資料を編集。
日本帝国崩壊期「引揚げ」の比較研究〔オンデマンド版〕
国際関係と地域の視点から
  • 著者:今泉裕美子・柳沢遊・木村健二編著
  • 定価:7,150円
  • 刊行:2020年09月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:「帝国」の瓦解、権力交替により、帰還、強制移動、残留を余儀なくされた人たち。日本敗戦前後、社会の断層を生きた人々のさまざまな「引揚げ」と苦悩、それを規定した国際関係の変動にメスをいれる。
幕末・明治の茶業と日米交流
中山元成とG・R・ホールを中心に
  • 著者:櫻井良樹編著
  • 定価:4,950円
  • 刊行:2020年07月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:開港後、日本茶は生糸に次ぐ輸出品であった。横浜からの輸出を率先した豪農・豪商中山元成と、ウォルシュ商会初代横浜代表G・R・ホールの活動から見た、グローバル・ヒストリー。
日本開国の原点
ペリーを派遣した大統領フィルモアの外交と政治
  • 著者:大島正太郎
  • 定価:3,300円
  • 刊行:2020年05月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:建国以来の南北対立に緊迫するアメリカが、日本に開国を求めえたのはなぜか。遣米使節はなにをみたのか。元外交官が史料からよみとく太平洋国家米国の誕生と日米交渉の起源。
航空の二〇世紀
明治大学国際武器移転史研究所研究叢書 5
航空熱・世界大戦・冷戦
  • 著者:高田馨里編著
  • 定価:6,600円
  • 刊行:2020年03月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:人類の空飛ぶ夢は20世紀の「航空熱」を引き起こし、やがて航空技術、航路、大衆ともに戦争へと駆り立てられることになる。航空黎明期から冷戦期までの軍民航空の世界史。
禁忌の兵器
明治大学国際武器移転史研究所研究叢書 4
パーリア・ウェポンの系譜学
  • 著者:榎本珠良編著
  • 定価:6,600円
  • 刊行:2020年02月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:ダムダム弾、攻撃的兵器、大量破壊兵器、地雷、クラスター弾――特定の兵器をタブー視する近現代の発想や概念はいかに構築され変容したのか。既存の知の前提を問う新たな試み。
近代日本の戦傷病者と戦争体験
  • 著者:松田英里
  • 定価:3,960円
  • 刊行:2019年11月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:「戦争の惨禍」や国家・社会の矛盾の象徴とされる一方、待遇改善の声をあげ、戦時は総力戦体制に組込まれた「癈兵」。日露戦争から日中戦争までの軌跡と戦場・戦争体験の固有性を明らかにする。
昭和戦前期の選挙システム
千葉県第一区と川島正次郎
  • 著者:車田忠継
  • 定価:7,040円
  • 刊行:2019年09月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:大正末の男子普通選挙法で激変した日本の選挙。普選直前から翼賛選挙まで、戦前7回にわたる一人の候補者と支持基盤を分析。戦後との架橋も見据え、これまでの選挙研究に新たな視座を与える。
戦後日本の地域形成と社会運動
生活・医療・政治
  • 著者:鬼嶋淳
  • 定価:5,280円
  • 刊行:2019年07月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:戦後社会の形成期、人びとは地域のあり方や民主主義をめぐって、どのように議論し行動したのか。運動主体の動機や意識、運動と社会との関係に注目し歴史的に検証する。
ブリティッシュ・ワールド
明治大学国際武器移転史研究所研究叢書 3
帝国紐帯の諸相
  • 著者:竹内真人編著
  • 定価:4,950円
  • 刊行:2019年02月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:ポスト・ブレクジット時代の新たなイギリス帝国史研究の嚆矢。感情的・経済的・軍事的紐帯の関係に注目しながら、イギリス帝国からコモンウェルスへの歴史的変化を考察する。
近代朝鮮の境界を越えた人びと
  • 著者:李盛煥・木村健二・宮本正明編著
  • 定価:4,620円
  • 刊行:2019年02月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:戦争・植民地支配が引き起こした朝鮮人・日本人の越境の経験。人びとはどのように移動、定着、帰還、残留したのか。歴史的意義とその後を、ライフヒストリーや集団の動向に即し検討。
中村政則の歴史学
  • 著者:浅井良夫、大門正克、吉川容、永江雅和、森武麿編著
  • 定価:4,070円
  • 刊行:2018年11月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:近現代史研究の中心的存在だった中村政則。日本資本主義史、天皇制論、地主制史、民衆史など人びとを魅了した多岐にわたるその仕事をさまざまな角度から再評価し、歴史学での位置づけを問う。
改訂版 大倉喜八郎 かく語りき
進一層、責任と信用の大切さを
  • 著者:東京経済大学史料委員会編/東京経済大学発行
  • 定価:1,100円
  • 刊行:2018年10月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:明治、大正の大実業家、大倉喜八郎が、波乱万丈に富んだ経験を踏まえ、壮年時代から死去の直前までに、学生、青年、国民に語った言葉。現代にも通じる含蓄深い内容。
留学生は近代日本で何を学んだのか
医薬・園芸・デザイン・師範
  • 著者:見城悌治
  • 定価:4,070円
  • 刊行:2018年03月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:近代日本への留学生たちは、何をどう学び・考え、その成果を未来に活かしたのか。人びとの交流と思想的連携や葛藤を、長いスパンでとらえ今日の「国際化」に資す。                                                                                                              
日本憲兵史
小樽商科大学叢書 5
思想憲兵と野戦憲兵
  • 著者:荻野富士夫
  • 定価:7,150円
  • 刊行:2018年03月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:国内、そしてアジア各地で恐れられた憲兵は、いかなる組織と意図のもとで暴威をふるったのか。その実態を史料から読み解き、憲兵の誕生から終焉、そして現代への連続性を明らかにする通史。
写真で読む三くだり半
  • 著者:高木侃
  • 定価:3,520円
  • 刊行:2017年10月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:離縁状研究50年の著者が誘う、三くだり半のワンダーランド。収集した1300通から選り抜いた約100通の三くだり半が、悲喜こもごもの男女の離別を鮮やかに描き出す。
近代大阪の都市社会構造〔オンデマンド版〕
  • 著者:佐賀朝
  • 定価:6,380円
  • 刊行:2017年09月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:近代の巨大都市大坂における地域社会の個性的把握を通じて、近代都市の社会構造を解明する方法を提示し、都市における近代市民社会形成の歴史的特徴の一端を明らかにする。
触発する歴史学
鹿野思想史と向きあう
  • 著者:赤澤史朗・北河賢三・黒川みどり・戸邉秀明編著
  • 定価:4,290円
  • 刊行:2017年08月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:人々の〈経験〉や〈個性〉を注視し、民衆思想史・女性史・沖縄思想史などに取りくみ、多くの読者を惹きつけてきた鹿野政直。その著作に触発された研究者たちの鹿野思想史論。
致富の鍵
  • 著者:大倉喜八郎述、菊池暁汀編纂、東京経済大学史料委員会編集
  • 定価:3,300円
  • 刊行:2017年05月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:明治・大正時代の実業家、大倉財閥の創設者大倉喜八郎が、成功の秘訣、立身出世の道を、青年に向け述べる。「致富の鍵」は、命の限り一生懸命働くことであると説く。
「満洲国」における抵抗と弾圧
小樽商科大学叢書 3
関東憲兵隊と「合作社事件」
  • 著者:荻野富士夫・兒嶋俊郎・江田憲治・松村高夫
  • 定価:6,600円
  • 刊行:2017年03月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:「満洲国」の成立と統治のため猛威をふるった関東憲兵隊。それが弾圧した反満抗日運動・在満日系共産主義運動、特に「合作社」事件の実態を新史料で解明。研究史の更新を迫る一冊。
経済制裁と戦争決断
  • 著者:佐藤元英
  • 定価:6,050円
  • 刊行:2017年02月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:太平洋戦争開戦の決断はいかになされたか。前史としての経済戦争の視点から、外務官僚の果たした役割を明らかにする。
東北の近代と自由民権
「白河以北」を越えて
  • 著者:友田昌宏編著
  • 定価:6,380円
  • 刊行:2017年02月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:「白河以北一山百文」と蔑まれた東北に広がった自由民権の炎。その意義を地域との関わりから多面的に考察し、東北近代史研究に一石を投じる必読の書。
それからの琉球王国(上)
沖縄史を読み解く 5
日本の戦国・織豊期と琉球中世後期
  • 著者:来間泰男
  • 定価:3,960円
  • 刊行:2016年09月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:15-16世紀、アジアにヨーロッパ勢力が入ってくる。戦国時代の日本は戦闘の中で大きく変化し、日本と沖縄の「差異」が顕著となる。
それからの琉球王国(下)
沖縄史を読み解く 5
日本の戦国・織豊期と琉球中世後期
  • 著者:来間泰男
  • 定価:3,520円
  • 刊行:2016年09月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:成立した琉球王国には、行政組織も租税もない。下火となる対外交易、「自立」を模索するがままならず。そして島津軍がやってくる
家と共同性
家族研究の最前線 1
  • 著者:比較家族史学会監修/加藤彰彦・戸石七生・林研三編
  • 定価:5,720円
  • 刊行:2016年09月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:「家」とは何か。「家社会」とは何か。過去1000年の日本家族の歴史とその特質を、国際比較の視点を交えて描き出す。家族の変化を論じるためには、過去の家族について知らねばならない。
歴史家 服部之總
日記・書翰・回想で辿る軌跡
  • 著者:松尾章一編著
  • 定価:10,780円
  • 刊行:2016年09月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:戦後の歴史学は多くの研究者を生み出したが、依然、歴史学は服部の掌の中に蠢いているのではないか。松尾が生命燃やして格闘した服部への思慕と悔恨。怪物的歴史学者・服部之總の情念を解体。
日本帝国崩壊期「引揚げ」の比較研究
国際関係と地域の視点から
  • 著者:今泉裕美子・柳沢遊・木村健二編著
  • 定価:7,150円
  • 刊行:2016年06月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:「帝国」の瓦解、権力交替により、帰還、強制移動、残留を余儀なくされた人たち。日本敗戦前後、社会の断層を生きた人々のさまざまな「引揚げ」と苦悩、それを規定した国際関係の変動にメスをいれる。
軍隊の対内的機能と関東大震災
明治・大正期の災害出動
  • 著者:吉田律人
  • 定価:7,150円
  • 刊行:2016年02月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:未曾有の大災害となった関東大震災に軍隊はどのようにむきあったのか。明治・大正期の災害対応と軍事的空間の変化から国内における軍隊の役割を問い直す。
座談会 世界史の中の安倍政権
  • 著者:南塚信吾、小谷汪之、木畑洋一編著
  • 定価:1,980円
  • 刊行:2015年12月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:安倍政権とその諸政策は特異なものではない。歴史家が集団的自衛権、安保関連法制、改憲等の政策を世界史的に徹底検証。激動する世界の中で日本の進路はこれでよいのか!?
清沢洌の自由主義思想
  • 著者:佐久間俊明
  • 定価:5,720円
  • 刊行:2015年12月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:戦中の『暗黒日記』の著者清沢洌は、軍国主義に抗した戦前期日本を代表する言論人である。三木清や戸坂潤らとの「自由主義」論争など、その思想と行動を昭和思想史の視角から解明する。
「徳川の平和」を考える
  • 著者:落合功
  • 定価:1,650円
  • 刊行:2015年11月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:平和とは何か。江戸時代、なぜ250年間もの平和を継続できたのか。「徳川の平和」を支える仕組みを、戦国時代から明治時代までの歴史的な流れのなかで考える。
五日市憲法草案とその起草者たち
  • 著者:色川大吉編著
  • 定価:3,300円
  • 刊行:2015年11月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:美智子皇后も感銘した五日市憲法草案。それはどんな地域で、どのような人びとによって作られたか。五日市憲法草案・嚶鳴社草案全文収録。
横山源之助伝
下層社会からの叫び声
  • 著者:立花雄一
  • 定価:4,950円
  • 刊行:2015年10月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:日本の労働運動・底辺記録文学の先覚、横山源之助。著書『日本之下層社会』は変革期の民衆の生々しい叫びを今に伝える。解説は奥武則法政大学教授。
「満洲国」労工の史的研究
華北地区からの入満労工
  • 著者:王紅艶
  • 定価:7,150円
  • 刊行:2015年08月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:戦後70年を迎える今日、「満洲国」の強制連行をはじめとする労働者移動に関する労務政策の形成、実施、労働実態をめぐって、もつれた日中関係の根源に迫る画期的労作。
歴史研究と人生
我流と幸運の七十七年
  • 著者:高村直助
  • 定価:3,190円
  • 刊行:2015年07月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:生い立ちから学生時代、大学院・東大社研・横浜国立大学を経て、東大文学部時代、横浜とフェリス女学院時代へと至る軌跡を、多くの出会いなど知られざる話も交えて語る。
横浜と外国人社会
激動の20世紀を生きた人々
  • 著者:横浜外国人社会研究会・横浜開港資料館編
  • 定価:4,950円
  • 刊行:2015年03月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:居留地制度廃止後の欧米系外国人社会の姿を、取締法制の変遷と統計、第一次・第二次世界大戦下での状況、インターナショナルスクール、社交団体など様々な角度から解明する。
長い18世紀イギリスの都市化
成熟する地方都市キングス・リン
  • 著者:小西恵美
  • 定価:8,250円
  • 刊行:2015年02月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:イングランド東部のノーフォークに位置するキングス・リンを事例に、都市の構成、都市の自治、都市の消費の3点に焦点をあて都市化の多様なあり方を探る。
居留民の上海
共同租界行政をめぐる日英の協力と対立
  • 著者:藤田拓之
  • 定価:7,150円
  • 刊行:2015年02月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:1920~30年代、40を超える国籍の人々が居住した「モザイク都市」上海、そこは日英両帝国の最前線でもあった。その盛衰とともに変化する各勢力の対応を行政制度から検討する。
近代公娼制度の社会史的研究
  • 著者:人見佐知子
  • 定価:4,840円
  • 刊行:2015年01月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:近世社会に成立した性売買のシステムが、芸娼妓解放令を契機に再編される過程の検証をつうじて、近代転換期の公娼制度や遊廓がもつ性差別の構造を解明。
琉球王国の成立〈上〉
沖縄史を読み解く 4
日本の中世後期と琉球中世前期
  • 著者:来間泰男
  • 定価:3,740円
  • 刊行:2014年11月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:時は倭寇の時代。明・朝鮮が生まれ、日本史は南北朝の内乱から室町時代に/そのなかに沖縄史も取り込まれていく。
琉球王国の成立〈下〉
沖縄史を読み解く 4
日本の中世後期と琉球中世前期
  • 著者:来間泰男
  • 定価:3,960円
  • 刊行:2014年11月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:九州の南端から台湾につながる島々の一角に、『琉球王国』が成立した。なぜ琉球は「国家」になったのか。14~15世紀前半の日本史と沖縄史を描く。
明治日本の文明言説とその変容
  • 著者:許 時嘉
  • 定価:6,600円
  • 刊行:2014年11月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:東アジアの中華思想支配、「文」を中心とする伝統的な文明概念と近代西洋の文明理解との融合と齟齬による、明治日本のアジア進出と植民地統治を中心に描く。
色川大吉時評論集 新世紀なれど光は見えず
  • 著者:色川大吉
  • 定価:3,080円
  • 刊行:2014年10月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:平和国家日本では秘密保護法、集団的自衛権を公認するなどキナ臭い動きがあらわれた。戦中体験のある歴史家として黙ってはいられない。日々に放った時評や、私の時代批判を聞いてほしい。
占領下の東京下町
同時代史叢書
『葛飾新聞』にみる「戦後」の出発
  • 著者:木村千恵子
  • 定価:3,080円
  • 刊行:2014年10月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:敗戦後、東京下町に生まれた民主主義の実現を標榜する『葛飾新聞』。言論の自由をうたいながら厳しい報道規制が敷かれた占領下で、小さな地域紙は「戦後」をどう描き、何を伝えたか。
関東大震災  記憶の継承
歴史・地域・運動から現在を問う
  • 著者:関東大震災90周年記念行事実行委員会編
  • 定価:3,300円
  • 刊行:2014年10月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:「90周年」をむかえた関東大震災について、近年の研究および地域での埋もれた記憶の掘り起こし運動の成果と意義を、現在の社会状況をふまえて示す。ブックガイドや関連年表も収録。
近現代日本の村と政策
長野県下伊那地方1910~60年代
  • 著者:坂口正彦
  • 定価:6,600円
  • 刊行:2014年10月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:集落という、いわば農山村コミュニティに焦点を当て、「限界集落問題」を念頭に置きつつ、農村社会と国家の政策がどのように出会い、政策が執行されていったのかを描く。
自由民権 〈激化〉の時代
運動・地域・語り
  • 著者:高島千代・田﨑公司編著
  • 定価:8,140円
  • 刊行:2014年10月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:一人ひとりの自由・権利・幸福のため、どのような政治体制が最善なのか。その実現のために実力行使を意図した民権運動・激化事件に注目し、その思想や行動と限界を検証する。
木村礎研究
戦後歴史学への挑戦
  • 著者:明治大学史資料センター編
  • 定価:3,850円
  • 刊行:2014年08月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:戦後日本の歴史学研究をリードし、近世村落史研究で、村を歩き、古文書調査と歴史資料保存を確立した。また、明大学長を務め「大学史」に力をつくした。付・年譜、文献目録。
隠蔽された女米騒動の真相
警察資料・現地検証から見る
  • 著者:立花雄一
  • 定価:4,180円
  • 刊行:2014年07月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:米騒動を導いた女たち--それから100年が経とうとしている。「一級史料」富山県警察部、特高課資料の、数多くの事実に反する点を発見。新しい視点から再検証する。
近代日本の国民統合とジェンダー
  • 著者:加藤千香子
  • 定価:2,640円
  • 刊行:2014年06月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:「国民」としての一体化と選別の国民国家プロセスの中で、人びとはいかに規範・イデオロギーの生成に関わり、対処したか。ジェンダーの視点から日本近代史を再考する。
冷戦と福祉国家
ヨーロッパ1945~89年
  • 著者:ハルトムート・ケルブレ著/永岑三千輝監訳/瀧川貴利・赤松廉史・清水雅大訳
  • 定価:3,850円
  • 刊行:2014年04月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:「多様性の中の統一」・自由と民主主義の理念の下、統合の拡大深化を実現してきた今日の到達点から、欧州をグローバルな諸関係の中に位置づけ、政治、社会、文化、経済の歴史を俯瞰した入門書。
色川大吉人物論集 めぐりあったひとびと
  • 著者:色川大吉
  • 定価:3,080円
  • 刊行:2013年11月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:さまざまな生涯をいきた50人の友たちを、歴史家として客観的に位置づけ、そのひとびとの翳にわたしを映しだす。金田一春彦、美空ひばり、木下順二、大島渚、井上ひさし等の人々。
グスクと按司(上)
沖縄史を読み解く 3
日本の中世前期と琉球古代
  • 著者:来間泰男
  • 定価:3,520円
  • 刊行:2013年11月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:荘園とイエの成立で誕生した日本史における武士。沖縄史ではどうだったのか。11~13世紀の日本史と沖縄史を描き、沖縄史の新しい時代区分を提案する。
グスクと按司(下)
沖縄史を読み解く 3
日本の中世前期と琉球古代
  • 著者:来間泰男
  • 定価:3,740円
  • 刊行:2013年11月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:沖縄史研究に正面から異議を唱える。沖縄史の按司は武士だったのか。グスクは城砦だったのか。日本・九州・南島の影響を受けて、変わり始めた古代の沖縄史を描く。
稲作の起源・伝来と“海上の道”(下)〔オンデマンド版〕
沖縄史を読み解く 1
  • 著者:来間泰男
  • 定価:3,740円
  • 刊行:2013年11月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:「海上の道」はあったのか。多くの先行研究から旧石器時代、縄文時代、弥生時代とつづく日本史と沖縄史を、アジア諸国との関係性の中で読み解くシリーズ。
地域文化史の調査と研究
  • 著者:鈴木秀幸
  • 定価:5,280円
  • 刊行:2013年10月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:地域に足を運んで発掘・調査した歴史資料をもとに、村落の文化活動やそこに育った人物を論ずる。自治体史や大学史の編纂に長年携わった経験からの資料調査論もあわせて収録。
「戦後」と安保の六十年
同時代史叢書
  • 著者:植村秀樹
  • 定価:2,860円
  • 刊行:2013年09月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:平和憲法、自衛隊、沖縄問題等をめぐる日本の政治家、外務省、論壇、世論、そしてアメリカの「戦後」60年間の相克。日米安保条約は何のために、誰のために存在するのか。
松岡二十世とその時代
北海道、満洲、そしてシベリア
  • 著者:松岡將
  • 定価:5,280円
  • 刊行:2013年07月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:東京帝大新人会を経て渡北、小林多喜二『不在地主』の現場。富良野争議や月形村争議を指導・勝利するも、3.15事件で網走に下獄。満洲で労働・農業問題に取り組む。敗戦。極寒のシベリアで「ひゃくしょうのよきひ」を夢見つつ果てた。昭和の知識人、松岡二十世は何のための生きたのか。いま亡母に告げる。「父親回来了」。
近代都市の装置と統治
首都圏史叢書 7
1910~30年代
  • 著者:鈴木勇一郎・高嶋修一・松本洋幸編著
  • 定価:5,280円
  • 刊行:2013年02月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:市街鉄道、上水道、市場など、様々なインフラや処理施設をはじめ、寺社、公園、墓地などの宗教・娯楽施設から、戦前の都市運営や支配の構造を探る。
戦後『中央公論』と「風流夢譚」事件
「論壇」・編集者の思想史
  • 著者:根津朝彦
  • 定価:6,380円
  • 刊行:2013年02月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:天皇制批判のタブー化に強い影響を及ぼした言論テロ事件、『中央公論』誌面と編集者群像を通して、戦後ジャーナリズム史上の「論壇」と総合雑誌の位置づけを明らかにする。
稲作の起源・伝来と“海上の道”〈上〉〔オンデマンド版〕
沖縄史を読み解く 1
  • 著者:来間泰男
  • 定価:3,520円
  • 刊行:2013年01月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:日本人と沖縄人の起源、稲作の起源と日本への伝来。多くの先行研究から沖縄史を読み解くシリーズ第一弾。「照葉樹林文化論」に疑問を呈し、「稲作起源地論」にも踏み込む。
色川大吉歴史論集 近代の光と闇
  • 著者:色川大吉
  • 定価:3,080円
  • 刊行:2013年01月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:自分史の世界に新境地を拓き、若くして五日市憲法草案を発見した著者が、同業歴史学者たちの回想や宮沢賢治・憲法についてなど、折々に発表した珠玉の歴史随想を編む。
〈流求国〉と〈南島〉
沖縄史を読み解く 2
古代の日本史と沖縄史
  • 著者:来間泰男
  • 定価:4,180円
  • 刊行:2012年10月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:『隋書』流求国は沖縄のことか。古代大和王権は「南島」を支配したが、そこに沖縄は含まれているのか。日本の平安時代まで沖縄はまだ縄文時代。両者を比較しながら10世紀までの沖縄史を描く。
地域に学ぶ関東大震災
千葉県における朝鮮人虐殺 その解明・追悼はいかになされたか
  • 著者:田中正敬・専修大学関東大震災史研究会編
  • 定価:3,080円
  • 刊行:2012年07月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:軍施設周辺での虐殺事件を解明し、犠牲者の追悼を続ける地域の人びと。 いま、若い世代がその活動に学び、 地域に根ざす研究の可能性をさぐる。
近世村社会の変容
微視の村落史
  • 著者:内田鉄平(浄土真宗浄円寺歴史事務局研究員)
  • 定価:6,050円
  • 刊行:2012年07月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:豊後の一村落が近世末期から近代にかけて、どのように変容していったのか。人的構成、産業構造、支配など、多面的に追求する。
新生活運動と日本の戦後
敗戦から1970年代
  • 著者:大門正克編著
  • 定価:4,620円
  • 刊行:2012年05月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:かつて「生活」が「運動」としてとりくまれた時代があった。一次資料を駆使し、組織、職場、地域、生活学校、行政の面から、新生活運動の全容を日本の戦後に位置づける。
東京市政 〔オンデマンド版〕
首都の近現代史
  • 著者:源川真希
  • 定価:3,850円
  • 刊行:2012年05月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:巨大都市東京の来歴をさぐる! 都市空間の拡大、国政と市政・都政、戦争と東京、地域社会と人々の生活、「市民」の形成…帝都の誕生から現代まで歴史的展開を追う。
三くだり半の世界とその周縁
  • 著者:青木美智男・森謙二編
  • 定価:7,150円
  • 刊行:2012年03月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:ながく三くだり半の研究をつづけてきた高木ただしを中心に、近世から近代へと移行する過程で生じた諸問題とその対応をめぐり11人の専門家がそれぞれの周縁から論じる。
自分の生を編む
小原麗子 詩と生活記録アンソロジー
  • 著者:小原麗子著/大門正克編
  • 定価:3,190円
  • 刊行:2011年12月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:詩人である著者は、「千三忌」を営み、「戦争を繰り返すまい」との母たちの思いを語り継ぐ。戦中「国と夫に詫びて死んだ」姉、岩手の農村から、とりわけ女性・人の生き方を問う。
善光寺大地震を生き抜く
現代語訳『弘化四年・善光寺地震大変録』
  • 著者:中条唯七郎著・青木美智男校註・中村芙美子現代語訳
  • 定価:5,280円
  • 刊行:2011年12月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:信州森村の村役人中条唯七郎が遭遇した、弘化四年の善光寺大地震。その夜からたえまなく続いた余震の記録。
福田徳三書誌
  • 著者:金沢幾子編
  • 定価:27,500円
  • 刊行:2011年10月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:近代経済学の批判的紹介、マルクス経済学批判、社会政策、経済政策論で活躍。日本社会政策学会の代表的論客。マルクス経済学をめぐる河上肇との論争は有名。1874~1930。
明治国家の芸能政策と地域社会
  • 著者:橋本今祐著
  • 定価:10,450円
  • 刊行:2011年07月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:「芸能」に厳格な干渉と統制を始めた明治国家。天皇制と富国強兵の貫徹のため、芸能統制は地域社会へどう下達され、民衆の芸能享受をどう規制したか。
消費者の戦後史
闇市から主婦の時代へ
  • 著者:原山浩介
  • 定価:3,960円
  • 刊行:2011年06月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:消費者運動を軸に、消費者団体と行政・企業との協調と対立の両側面を分析し、戦後日本社会で「消費者」が、社会・経済・政治的にどのように規定されてきたかを明らかにする。
布施辰治研究
  • 著者:明治大学史資料センター監修、山泉進・村上一博編
  • 定価:4,400円
  • 刊行:2010年12月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:日本統治下の朝鮮で独立運動家の弁護活動を引き受けるなど、「日本人シンドラー」とも呼ばれる「人権派弁護士」布施の多面的な活動を史料とともに検証する。著作目録・年譜も掲載。
イタリア国民国家の形成
自由主義期の国家と社会
  • 著者:北村暁夫・小谷眞男 編
  • 定価:5,060円
  • 刊行:2010年12月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:南部問題や社会集団の多様性など諸々の矛盾や相克を内包するイタリア王国は、いかなる国民国家として形成されていったか。「イタリア人はどう創られたか」を多角的に探る。
パリの肖像 19-20世紀 
  • 著者:ベルナール・マルシャン著/羽貝正美訳
  • 定価:7,480円
  • 刊行:2010年11月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:激増する人口、都市改造と都市の近代化、戦争と内戦、長期化する住宅難と現代に連なる都市政策の試行錯誤。2世紀に及ぶパリの都市史を通して都市の在りようを問いかける。
大学史および大学史活動の研究
  • 著者:鈴木秀幸著
  • 定価:3,520円
  • 刊行:2010年10月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:明治大学百年史の編纂、大学史資料センターの開設・運営、いくつかの自治体史などに関わった経験から「頭」だけでなく「足」を使って現地に赴くという、生きた大学史を提唱。
幕末維新期地域教育文化研究
  • 著者:鈴木秀幸
  • 定価:7,150円
  • 刊行:2010年10月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:教育を抜きに、我が国の近代化は語れない。江戸時代における「寺子屋」「和歌」「和算」が村落社会に及ぼした影響、明治初期の大学事情などを、各地の事例から多角的に考察。
ラスキン
眼差しの哲学者
  • 著者:ジョージ・P.ランドウ著/横山千晶訳
  • 定価:3,080円
  • 刊行:2010年08月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:ただ見よ。そして想像せよ、われわれの行き着く先を。芸術、建築、社会、経済……。時代が提示するすべてを、鋭い観察眼をもってみつめた19世紀ヴィクトリア朝の哲人ジョン・ラスキンがいま、21世紀の私たちに呼びかける。   #ジョン・ラスキン  #ラスキン生誕200年   #ラファエル前派
近代日本の政党と社会〔オンデマンド版〕
  • 著者:安在邦夫他編著
  • 定価:6,600円
  • 刊行:2010年07月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:政党の果たした多様な役割を、政治史のみならず、思想史・文化史・地域史・社会史から多角的に考察。「政党結成の論理と活動」「政党認識の諸相」「政党の周縁」の三部からなる。
相模の美酒と福澤諭吉
「近代化」のビジョンを求めて
  • 著者:金原左門著
  • 定価:3,300円
  • 刊行:2010年05月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:福沢諭吉はなぜ相模地方にこだわったのか。交詢社を媒介として地域の開発とリーダーの育成を提唱・指導しつつ相模の美酒に舌づつみをうつ知られざる諭吉像を描く。
只、意志あらば
植民地朝鮮と連帯した日本人
  • 著者:後藤守彦著
  • 定価:2,200円
  • 刊行:2010年04月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:三宅鹿之助(京城帝国大学教授)、布施辰治(弁護士)、金子文子(アナキスト)はなぜ独立運動・革命運動に立ち上がった植民地朝鮮の民衆と連帯したのか、その真実に迫る。
稲作の起源・伝来と“海上の道”(上)
沖縄史を読み解く 1
  • 著者:来間泰男著
  • 定価:3,520円
  • 刊行:2010年03月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:日本人と沖縄人の起源、稲作の起源と日本への伝来。多くの先行研究から沖縄史を読み解くシリーズ第一弾。「照葉樹林文化論」に疑問を呈し、「稲作起源地論」にも踏み込む。
稲作の起源・伝来と“海上の道”(下)
沖縄史を読み解く 1
  • 著者:来間泰男著
  • 定価:3,740円
  • 刊行:2010年03月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:「海上の道」はあったのか。多くの先行研究から旧石器時代、縄文時代、弥生時代とつづく日本史と沖縄史を、アジア諸国との関係性の中で読み解くシリーズ。
歴史学の醍醐味
  • 著者:西川正雄著/伊集院立・小沢弘明・日暮美奈子編
  • 定価:3,080円
  • 刊行:2010年01月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:自前の歴史学を合言葉に、フランス革命、帝国主義の時代、現代史の読み方、教科書問題など様々なテーマをめぐり歴史学の醍醐味を語る。
北関東地方史研究
生糸と人びとのくらし
  • 著者:富澤一弘 著
  • 定価:13,200円
  • 刊行:2009年12月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:生糸直輸出奨励法制定の推進者・星野長太郎のこれまでの評価を検証しつつ、茨城、群馬など北関東の村々のくらしを描く。
近代日本の政党と社会
  • 著者:安在邦夫他編著
  • 定価:6,600円
  • 刊行:2009年11月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:政党の果たした多様な役割を、政治史のみならず、思想史・文化史・地域史・社会史から多角的に考察。「政党結成の論理と活動」「政党認識の諸相」「政党の周縁」の三部からなる。
ファンから観たプロ野球の歴史
  • 著者:橘川武郎・奈良堂史著
  • 定価:1,980円
  • 刊行:2009年08月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:曲がり角に立つ日本プロ野球。70年余の歴史を緻密に観察し、現在直面する問題の根源に迫る。何よりもファンの立場に立って2人の経営学者が問題解決の道を展望する。
近代日本と農村社会 〔オンデマンド版〕
農民世界の変容と国家
  • 著者:大門正克著
  • 定価:6,160円
  • 刊行:2009年08月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:大正デモクラシーから戦時ファシズム体制への変化、及び明治社会から現代社会への移行の契機われた時期の農村社会と国家の相互関連を山梨県落合村を事例として検討する。
GHQ情報課長ドン・ブラウンとその時代
昭和の日本とアメリカ
  • 著者:横浜国際関係史研究会・横浜開港資料館編
  • 定価:4,620円
  • 刊行:2009年04月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:戦前日本でジャーナリスト、戦中はアメリカ戦時情報局で対日宣伝に携わり、戦後はGHQで活動したドン・ブラウンとは。貴重な資料から米国の日本理解と時代情況を分析。
近代日本の地域社会
  • 著者:今西一著
  • 定価:3,080円
  • 刊行:2009年04月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:社会的なマイノリティの問題を解明していくことが歴史学の方法的な変革を迫る重要な前提である。地域史に真正面から向きあいながら新たな視座を提示。
親の懲戒権はいかに形成されたか
明治民法編纂過程からみる
  • 著者:小口恵巳子著
  • 定価:6,160円
  • 刊行:2009年01月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:親が子どもをしつけるときの法的根拠である懲戒権規定にはその範囲が一切記載されていない。懲戒権がいかなる経緯で明治民法に規定されたのか、その根源に遡り検証する。
日本近代法学の先達 岸本辰雄論文選集
  • 著者:村上一博編
  • 定価:8,800円
  • 刊行:2008年10月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:御雇い法律顧問のボワソナードらからフランス法を学びパリ大学に留学、近代法体制の基礎を築いた岸本。明治法律学校(現・明治大学)の創設や法曹界の元老として活躍した。
日英中世史料論
  • 著者:鶴島博和・春田直紀編著
  • 定価:6,600円
  • 刊行:2008年07月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:近代文書形式とナショナル・ヒストリーの呪縛をふりほどき、テキストのもつ可能性を追求した中世史料論待望の1冊。
世界システムと東アジア
小経営・国内植民地・「植民地近代」
  • 著者:今西一編
  • 定価:4,620円
  • 刊行:2008年05月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:東アジアにおける小経営・植民地近代の問題に焦点をあて、世界システム論と東アジア論の相克の中で、新しい東アジア史像を模索する。
イギリスの階級社会
  • 著者:D.キャナダイン著/平田雅博・吉田正広訳
  • 定価:3,960円
  • 刊行:2008年03月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:グローバリズムによって格差が拡大しているという。そもそも階級とは何か。二大階級か、三層構造か、それともヒエラルキー社会か。新たな視点からのイギリス近現代史。
近代大阪の都市社会構造
  • 著者:佐賀朝著
  • 定価:6,380円
  • 刊行:2007年12月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:近代の巨大都市大坂における地域社会の個性的把握を通じて、近代都市の社会構造を解明する方法を提示し、都市における近代市民社会形成の歴史的特徴の一端を明らかにする。
地域と占領
首都圏史叢書 6
首都とその周辺
  • 著者:栗田尚弥編著
  • 定価:4,950円
  • 刊行:2007年12月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:第1章 分権国家と自治体政策 第2章 日本の地方分権改革 第3章 公共経営の新しい展開 第4章 地方議会の改革 第5章 日本の市町村合併 第6章 大都市制度の将来 第7章 都道府県の将来 :道州制 終 章 自治体政策学を求めて
日本近代史研究の軌跡
大石嘉一郎の人と学問
  • 著者:大石先生追悼文集刊行会編
  • 定価:6,600円
  • 刊行:2007年11月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:日本資本主義史、自由民権運動、近代日本地方自治史・財政史・都市史研究ほか幅広い分野で多大な業績を残した硯学の研究と人柄を中心に構成。後進はそこから何を学ぶか。
『男女同権論』の男
深間内基と自由民権の時代
  • 著者:鈴木しづ子著
  • 定価:3,300円
  • 刊行:2007年10月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:J.S.ミル「婦人論」を『男女同権論』と訳し日本に紹介した深間内基。その思想、精神は、仙台女子自由党結成への道を開いた。仕事と行動、時代状況を積み重ね実像に迫る。
尾佐竹猛研究
  • 著者:明治大学史資料センター編
  • 定価:4,950円
  • 刊行:2007年10月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:吉野作造らと明治文化研究会を組織し、明治大学の建学理念と深く関わった尾佐竹の維新史、文化史、憲政史を中心に、人と学問そして事蹟を幅広く論じる。
日本政党成立史序説
  • 著者:渡辺隆喜著
  • 定価:7,480円
  • 刊行:2007年04月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:近代日本の政党形成期(明治前期)を中心に、地租軽減の自由民権運動の消長を考察しながら、地域の利害を反映させた政党の形成過程をみる。
報道写真と対外宣伝
15年戦争期の写真界
  • 著者:柴岡信一郎著
  • 定価:3,080円
  • 刊行:2006年12月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:日本の対外宣伝活動に写真はどのように関わったのか。
近代交通体系と清帝国の変貌
電信・鉄道ネットワークの形成と中国国家統合の変容
  • 著者:千葉正史著
  • 定価:7,150円
  • 刊行:2006年12月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:危機に直面した中国王朝体制にあって、近代交通体系の形成はいかに求められ、そして変革をもたらしていったか。アヘン戦争より辛亥革命に至る清末の激動の歴史過程から検証する。
男たちの近代
 1
  • 著者:阿部恒久・大日方純夫・天野正子編
  • 定価:2,750円
  • 刊行:2006年12月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:明治維新前後から第一次世界大戦までの、「男性性」の歴史を論じる。
モダニズムから総力戦へ
 2
  • 著者:阿部恒久・大日方純夫・天野正子編
  • 定価:2,750円
  • 刊行:2006年12月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:第一次世界大戦前後から敗戦までの「男性性」の歴史を論じる。
「男らしさ」の現代史
 3
  • 著者:阿部恒久・大日方純夫・天野正子編
  • 定価:2,750円
  • 刊行:2006年12月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:敗戦から21世紀の現在まで、その「男性性」の歴史を論じる。
祖国よわたしを疑うな
政治犯から大学教授となった「兵隊太郎」の戦後
  • 著者:曹石堂(老川慶喜解説)
  • 定価:1,980円
  • 刊行:2006年12月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:中国奥地の寒村で、進攻してきた日本軍に拾われた10歳の孤児が、敗戦日本で高等教育を受け、母国再建のため中国に帰国。しかし、凶暴な国家は彼を逮捕、強制労働所へ送る。
日中韓ナショナリズムの同時代史
同時代史叢書
  • 著者:同時代史学会編
  • 定価:3,080円
  • 刊行:2006年11月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:米国流グローバリゼーションの中、周辺諸国との摩擦・対立を強める日本ナショナリズム。歴史的また東アジアからの視点をふまえ連帯の道を探る。
自由民権の再発見
  • 著者:安在邦夫・田﨑公司編著
  • 定価:3,850円
  • 刊行:2006年05月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:自由民権120年を経た今日、運動はどのような紆余曲折を辿ったのか。またいかなる評価がなされているのか。運動を担った人々の思想や行動を踏まえて解明を試みる。
近代日本の地方都市
金沢/城下町から近代都市へ
  • 著者:橋本哲哉編
  • 定価:4,950円
  • 刊行:2006年05月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:北陸の中核都市・金沢の形成・発展を政治・行政・経済・社会・軍事・教育・宗教などさまざまな角度から総合的に検討し、近大地方都市像の再構成を試みる。
昭和史論争を問う
歴史を叙述することの可能性
  • 著者:大門正克編著
  • 定価:4,180円
  • 刊行:2006年05月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:現代史の方法、歴史認識、歴史叙述をめぐり、『歴史とはなにか』という根源的な問いを含む同論争を、今日の視点で再検討する。遠山茂樹ほかによる『昭和史』発刊より50年過。
ある家族と村の近代
  • 著者:木村千恵子著
  • 定価:1,980円
  • 刊行:2006年03月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:筑波山のふもとに暮らす家族の物語。茨城県の本豊田、それは祖父母、曾祖父母が生まれ育った村である。明治維新から大正デモクラシー、そして戦争の昭和を生きた農民の「歴史」が、今鮮やかに描き出される。
日本近代のサブ・リーダー
歴史をつくる闘い
  • 著者:金原左門著
  • 定価:4,950円
  • 刊行:2005年12月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:終わらない戦争やテロ、度重なる自然災害は、営々と築き上げてきた文化遺産や、人びとの生活までも壊し去り、人間への尊厳の精神を麻痺させる。こうした世のなかで人びとを「自立」と「共生」へと導く、名も無きサブ・リーダーの公徳を熱く語る。
朝鮮半島と日本の同時代史
同時代史叢書
東アジア地域共生を展望して
  • 著者:同時代史学会編
  • 定価:3,300円
  • 刊行:2005年12月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:近くて遠い朝鮮半島と日本は、互いをどのように捉えているのか。政治的緊張もみられるなか長い歴史的関係をふまえつつ、文化・経済などさまざまな角度から共生を模索する。
ある技術家の回想
明治草創期の日本機械工業界と小野正作
  • 著者:鈴木淳編
  • 定価:6,380円
  • 刊行:2005年09月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:横須賀造船所、八幡製鉄所など明治期の造船・機械工業の代表的職場を渡り歩いた技術者が自らの失敗談を交えて現場の生産から経営事情まで幅広く語る。
帝国の誕生
ブリテン帝国のイデオロギー的起源
  • 著者:デイビッド・アーミテイジ著/平田雅博・岩井淳・大西晴樹・井藤早織訳
  • 定価:3,740円
  • 刊行:2005年06月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:16世紀から18世紀にかけて、ブリテン帝国のイデオロギーはどのように現れたのか。世界史上でもユニークな、プロテスタント、商業、海事、自由の帝国の誕生を追跡する。
ヘンリー・ソローの日々
  • 著者:ウォルター・ハーディング著/山口晃訳
  • 定価:10,450円
  • 刊行:2005年05月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:気むずかし屋で孤独を好んだというイメージが強い『森の生活』の著者は、実はユーモアや好奇心に富む人だった。自然にも人間の社会にも偏見のない眼差しを向けたソローの伝記。
日本の村―須恵村〔オンデマンド版〕
  • 著者:J. F. エンブリー/植村元覚訳
  • 定価:4,400円
  • 刊行:2005年03月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:ムラが解体しつつある時代に、すぐれて美しい日本の農村社会像を残す。シカゴ大学人類学科のエンブリー夫妻による日本の農村の総合的な社会調査報告書。
近世日本の川船研究(下)
近世河川水運史
  • 著者:川名登著
  • 定価:8,800円
  • 刊行:2005年03月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:近世社会において大量物資輸送を可能にした唯一の輸送機関「船」、特に具体的に輸送を担った「川船」について西日本各地方河川の水運の性格を踏まえつつ実証的に解明。
大邸宅と奴隷小屋(上)
ブラジルにおける家父長制家族の形成
  • 著者:ジルベルト・フレイレ/鈴木茂訳
  • 定価:4,620円
  • 刊行:2005年03月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:日常性から見た帝国と国民国家フェーブル、ブローデルが絶賛した社会史研究の原点
大邸宅と奴隷小屋(下)
ブラジルにおける家父長制家族の形成
  • 著者:ジルベルト・フレイレ/鈴木茂訳
  • 定価:4,180円
  • 刊行:2005年03月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:性、料理、伝承、呪術・・・・・アフリカ・アメリカ・ヨーロッパの官能的な出会い
進歩の触手
帝国主義時代の技術移転
  • 著者:D.R.ヘッドリク著/原田勝正・多田博一・老川慶喜・濱文章訳
  • 定価:4,950円
  • 刊行:2005年02月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:西欧列強のアジア・アフリカ支配は飛躍的な工業技術の進歩ぬきには語れない。船舶、鉄道、電気通信、鉱業・冶金などの技術は植民地にどのようにもたらされ、受容されたのか。
占領とデモクラシーの同時代史
同時代史叢書
  • 著者:同時代史学会編
  • 定価:2,970円
  • 刊行:2004年12月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:アメリカのいう民主化には、一体どのような大義があるのか。戦後日本の占領と民主化の経験を徹底的に検証し、様々な角度から民主主義のあり方を探る。
武田範之伝〔オンデマンド版〕
興亜前提史
  • 著者:市井三郎・滝沢誠
  • 定価:19,800円
  • 刊行:2004年09月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:
野口英世
21世紀に生きる
  • 著者:小暮葉満子・田﨑公司編
  • 定価:3,080円
  • 刊行:2004年07月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:二度もノーベル賞の最終選考に残った野口英世の素顔と生涯をゆかりのある人々が描く。今秋より新千円札の顔となり、また国際貢献の礎を築いた野口の精神は21世紀にも生きよう。
都市と娯楽
首都圏史叢書 5
開港期から1930年代
  • 著者:奥須磨子・羽田博昭編著
  • 定価:4,620円
  • 刊行:2004年07月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:寄席・芝居・百貨店・競馬・郊外行楽は近代以降急速に発展する。都市とその近郊に住む人々の生活とともに都市の娯楽は質的・空間的にどのように変化したか。
農業をめぐる日本近代
千葉・三井物産・ラートゲン
  • 著者:長妻廣至遺稿集刊行会編
  • 定価:3,300円
  • 刊行:2004年05月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:千葉の地域史、台湾で三井物産が扱った肥料や農産物、御雇外国人の経済論などの分析から、近代日本の農業の特質をさぐる。
虚飾の帝国
オリエンタリズムからオーナメンタリズムへ
  • 著者:D.キャナダイン著/平田雅博・細川道久訳
  • 定価:3,740円
  • 刊行:2004年04月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:イギリス人は叙勲制度や戴冠式など装飾的な道具を植民地に輸出して帝国に自分たちが見慣れた社会を作ろうとした。イギリス帝国は人種よりも地位・階層に基づいていたと主張。
沖縄対外文化交流史
考古学・歴史学・民俗学・人類学の視点から
  • 著者:鹿児島国際大学附置地域総合研究所編
  • 定価:3,520円
  • 刊行:2004年03月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:沖縄は海を媒体として、東アジア・東南アジアなどとの文化交流の接点であった。先史・古代の文化はどのようなものであったか、考古・歴史・民族・人類学などの視点から描く。
通信技手の歩いた近代
  • 著者:松田裕之著
  • 定価:3,080円
  • 刊行:2004年01月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:幕末土佐で下級士族に生まれ、電信から電話への技術革新、日清戦時の台湾を、読み書きそろばん、英語を武器に、元祖サラリーマンが行く。明治・大正と移りゆく時代を刻んだライフヒストリー。
戦争と平和の同時代史
同時代史叢書
  • 著者:同時代史学会編
  • 定価:2,420円
  • 刊行:2003年12月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:戦後史を、そして同時代史をいかに再編成するか。学術性や市民性・国際性の視点から今日の日本の行き詰まりをどう克服するのか、澤地久枝、姜尚中をはじめ20人の論客が熱く語る。
近世日本の川船研究(上)
近世河川水運史
  • 著者:川名登
  • 定価:8,800円
  • 刊行:2003年11月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:近世社会のコメを中心とする大量物資輸送を可能にした唯一の輸送機関「船」、特に具体的に輸送を担当した「川船」について各地方河川の水運の性格を踏まえつつ実証的に解明。
幕末オランダ留学生の研究〔オンデマンド版〕
  • 著者:宮永孝著
  • 定価:19,800円
  • 刊行:2003年07月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:日本最初の遣欧使節団であった竹内下野守一行と、幕末維新最大規模の岩倉具視一行のオランダでの行動を追う。さらに日本で客死したオランダ人、探偵小説の受容にもふれる。
日本のワイン・誕生と揺籃時代〔オンデマンド版〕
本邦葡萄酒産業史論攷
  • 著者:麻井宇介著
  • 定価:4,950円
  • 刊行:2003年07月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:文明開化、殖産興業のもと、日本のワイン造りは始まるが、それは失敗の連続であった。ワイン隆興の今日、本格ワインの国産化を夢みた人々とその先駆的業績に迫る。
近世琉球の租税制度と人頭税
  • 著者:沖縄国際大学南島文化研究所編
  • 定価:2,750円
  • 刊行:2003年07月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:17~19世紀、沖縄先島(宮古・八重山)で行われた人頭税を多面的に考える。その仕組みと実態の検証、酷税だったのか?人頭税に関わる伝承と歌謡の発掘収録。
中島知久平
軍人、飛行機王、大臣の三つの人生を生きた男
  • 著者:高橋泰隆著
  • 定価:2,420円
  • 刊行:2003年06月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:ゼロ戦など数々の名機を製作した中島飛行機の創始者・中島知久平は、軍人として、企業家として、政治家として近代日本を動かした人物のひとりである。その生涯を描く。
〈私〉にとっての国民国家論
歴史研究者の井戸端談議
  • 著者:牧原憲夫編
  • 定価:3,520円
  • 刊行:2003年05月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:歴史を学ぶということはどういうことか。気鋭の8人の研究者がジェンダー、民衆、天皇制、これからの歴史研究をめぐって縦横無尽に語る。歴史に終わりはあるのか。
フランス第二帝政下のパリ都市改造〔オンデマンド版〕
  • 著者:松井道昭著
  • 定価:5,940円
  • 刊行:2003年03月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:2000年の歴史をもつパリは、19世紀後半の第二帝政期に過去最大の都市改造が行われた。しかしこの「パリの外科手術」が帝政崩壊とパリ・コミューンの引き金となる。
明治七年の大論争〔オンデマンド版〕
建白書から見た近代国家と民衆
  • 著者:牧原憲夫著
  • 定価:3,740円
  • 刊行:2003年03月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:政事に関与することのできなかった民衆が、建白書をもって政府に本格的な論争をいどみはじめた明治7年。建白書と新聞投書から近代国家成立時の「国家と人民」を把える。
製糸工女のエートス
日本近代化を担った女性たち
  • 著者:山﨑益吉著
  • 定価:2,750円
  • 刊行:2003年01月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:西洋の芸(技)を認めつつも、東洋(日本)の徳をもち、製糸場で気高く在り続けた工女たち。和田英の『富岡日記』『富岡後記』を繙きつつ、近代日本に咲いた女性たちの精神を探る。
帝国日本陸軍
  • 著者:ヒリス・ローリィ著/内山秀夫訳
  • 定価:2,420円
  • 刊行:2002年11月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:日本陸軍および日本陸軍が国民内部に持っている多方面にわたる役割は何か?長年北海道帝大に努めた著者が「汝の敵を知る」ために著した、冷静、着実な陸軍の生態。1943年米国刊。
「大東京」空間の政治史
首都圏史叢書 4
1920~30年代
  • 著者:大西比呂志・梅田定宏編著
  • 定価:4,400円
  • 刊行:2002年11月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:第一次大戦期に急速に進んだ「東京」の拡大からその後の都市空間の再編に至る時期の都市への官僚統制、都市空間の膨張と変容、都市の政治構造、地域社会構造の変化等を解明。
横浜近郊の近代史
橘樹郡にみる都市化・工業化
  • 著者:横浜近代史研究会・横浜開港資料館編
  • 定価:4,620円
  • 刊行:2002年07月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:明治から大正にかけての横浜およびその近郊はどのように変わっていったか。都市化・工業化の進展と農村の対応を橘樹郡の事例を中心に実証的に解明する。
明治天皇行幸と地方政治
  • 著者:鈴木しづ子
  • 定価:4,840円
  • 刊行:2002年05月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:行幸(明治9、14年)―殖産興業(大久保利通と安積開墾)―地方(福島)政治の転換。天皇行幸の実態を通して、その意味と実行を、近代国家形成期の中央と地方の現場に探る。
満鉄労働史の研究
  • 著者:松村高夫・解学詩・江田憲治編著
  • 定価:5,720円
  • 刊行:2002年04月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:日中戦争下の「満州国」における日本の国策会社満鉄と昭和製鋼所、福昌華工など関連企業の労働史と運動史を解明し、中国人労働者の生活・抵抗・蜂起の実像を描く。
近代日中関係史再考
  • 著者:田中明編著
  • 定価:3,850円
  • 刊行:2002年03月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:「満州」支配史研究や細菌戦研究、満鉄調査部研究、中国側研究者の反満抗日運動史研究など、近年の最新研究動向を幅広くとりあげ、今日の到達点を紹介する。
「国民」形成における統合と隔離
  • 著者:原田勝正編著
  • 定価:4,180円
  • 刊行:2002年03月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:現在の日本および東アジアを把握する方法として、近代史と現代史の連続性の視点から19世紀末に焦点をあてる。大和魂やアジア主義等の思想、国家と民族のかかわりなどを論述。
帝都と軍隊
首都圏史叢書 3
地域と民衆の視点から
  • 著者:上山和雄編著
  • 定価:5,060円
  • 刊行:2002年01月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:戦前日本の軍隊はいかなる存在であったか。徴兵制・在郷軍人会・銃後組織など、軍隊と帝都およびその周辺を念頭に置きつつ、民衆・地域との関わりを明らかにする。
近代農村社会運動の群像
在野ヒューマニストの思想
  • 著者:坂本昇著
  • 定価:4,180円
  • 刊行:2001年09月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:渋谷定輔を中心とした活動家群像の思想的変遷を「縦糸」とし、埼玉県農民運動の史実を「横糸」とし、戦前・戦後期の運動と思想史を検証する。
英国住宅物語
ナショナルトラストの創始者オクタヴィア・ヒル伝
  • 著者:E.M.ベル著平弘明・松本茂訳中島明子解説
  • 定価:3,080円
  • 刊行:2001年09月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:ナショナル・トラストの創始者ヒルは、ヴィクトリア期ロンドンの最貧困層の住居問題に取り組み、その後の住宅政策に大きな影響を与えた。彼女が目指したものは何か。
歴史の中の差別
「三国人」問題とは何か
  • 著者:三宅明正・山田賢著
  • 定価:2,200円
  • 刊行:2001年06月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:「三国人」とは誰か、何か。「人種」とは何か。今日、もはやマイノリティに言及することなしに歴史を描くことはできない。植民地の女性、性差別など様々な角度から論じる。
家と村の歴史的位相
  • 著者:沼田誠著
  • 定価:4,950円
  • 刊行:2001年04月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:農家経済と字地主経済の実相を歴史的実証的に明らかにすることを通して、(生活単位としての)家と村が持つ意味を再検討する。地域を越えて共通する特徴を探る著者永年の結晶。
明治電信電話ものがたり
情報通信社会の原風景
  • 著者:松田裕之著
  • 定価:3,300円
  • 刊行:2001年04月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:明治という未曾有の転換期において、欧米からの最先端技術の導入は、どのように人々の意識や生活に影響を与え、また社会の仕組みを変えたか。様々なエピソードを交え描く。
独ソ戦とホロコースト
  • 著者:永岑三千輝著
  • 定価:6,490円
  • 刊行:2001年01月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:「普通のドイツ人」の反ユダヤ主義がホロコーストの大きな要因とする最近のゴールドハーゲンの論説に対し、第三帝国秘密文書を詳細に検討しながら実証的に批判を加える。
国際決済銀行の戦争責任
ナチスと手を組んだセントラルバンカーたち
  • 著者:G.トレップ著/駒込雄治・佐藤夕美訳
  • 定価:2,750円
  • 刊行:2000年12月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:第1次大戦敗戦国ドイツの戦争賠償処理を主目的として設立されたBISは、第2次大戦中、ヒトラーのドイツ第3帝国の戦争経済に協力し、必要な財源確保に荷担、その全容を描く。
国民国家とマイノリティ
  • 著者:今西一著
  • 定価:2,530円
  • 刊行:2000年10月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:国民国家が形成されてくる中で、どのように「他者」が排除され、再び「日本国民」という虚構の中で包摂されていくか。「日本」「日本人」という<想像の共同体>に挑む。
近代日本農民運動史論
  • 著者:林宥一著
  • 定価:5,720円
  • 刊行:2000年09月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:社会の底辺に置かれた民衆の生存権要求につながる主体的行動すなわち小作争議の経験の上に、大衆参加の政治構造と社会的自治を担う主体が形成されることを示した画期的労作。
高度経済成長期の農業問題
戦後自作農体制への挑戦と帰結
  • 著者:西田美昭・加瀬和俊編著
  • 定価:6,820円
  • 刊行:2000年02月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:1960~70年代の激しい農村構造・農家経営の変化により自立農家の形成を目指しつつも挫折せざるを得なかったのはなぜか。基幹的農業地帯の一つである茨城県稲敷郡の変遷。
ある家族の近代
  • 著者:木村千恵子著
  • 定価:1,980円
  • 刊行:2000年01月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:家族とは不可思議なものだ。どこにでも居そうな著者が、祖父母の歩み来た時代を跡づけ、一家族の近代を飾りっ気なく語った特異な書。
アメリカは発明された
イメージとしての1492年
  • 著者:E.オゴルマン著青木芳夫訳
  • 定価:2,750円
  • 刊行:1999年03月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:アメリカはコロンブスが偶然「発見」したのではなく、アメリカという概念をヨーロッパ人が「発明」したという説を展開した一書。イメージとしての「1492年」はいかに形成されたか。
地域政治と近代日本
首都圏史叢書 1
関東各府県における歴史的展開
  • 著者:櫻井良樹編
  • 定価:4,950円
  • 刊行:1998年11月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:後発工業国日本の中にあって、比較的早く技術的対外自立を達成した鉄道車両工業の形成と発展について、国内市場と海外市場の動向をふまえながら、その特質を解明する。
柏木義円研究序説
上毛のキリスト教精神史
  • 著者:久保千一著
  • 定価:4,180円
  • 刊行:1998年08月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:人間の尊厳を根底に据え、正義と平等を唱え、国家間の平和を追求してやまなかった明治の社会思想運動家・柏木義円の人と思想を、日本近代化社会のなかで考える。
沖縄経済の幻想と現実
  • 著者:来間泰男著
  • 定価:3,300円
  • 刊行:1998年06月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:沖縄経済の特質を踏まえ、日本復帰後の状況分析から、自由貿易地域をめぐる議論とアメリカ軍事基地とその経済の関係等について問題の本質を探る。1998年度伊波賞受賞。
日本の粘土の足
迫りくる戦争と破局への道
  • 著者:F.アトリー著/石坂昭雄・西川博史・沢井実訳
  • 定価:4,290円
  • 刊行:1998年03月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:日本が近代戦を戦うには工業や農業の生産性が極めて低かったことやその前近代的な社会構造を早くから指摘したイギリスの優れた女性歴史家兼エコノミスト、アトリーの名著。
「裏日本」はいかにつくられたか
  • 著者:阿部恒久著
  • 定価:3,520円
  • 刊行:1997年10月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:マイナスのイメージ「裏日本」という言葉はいつから使われどのような背景のもとに生まれたか。「裏日本」の果たした役割を検証することにより近代日本の地域格差を問う。
東京・関東大震災前後
  • 著者:原田勝正・塩崎文雄編
  • 定価:5,390円
  • 刊行:1997年08月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:東京の市街地拡大と鉄道網の拡張、近郊農村の変化、詩人たちと震災、永井荷風のみた下町、東京の風致地区問題など1910年代から40年代にかけての社会的変動を考察。
安積開墾政策史
明治10年代の殖産興業政策の一環として
  • 著者:矢部洋三著
  • 定価:6,160円
  • 刊行:1997年08月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:安積開拓は如何なる歴史状況のなかで立案され実施されたのか。国策から民間事業へ転換する背景は何か。殖産興業の実態を日本資本主義の成立とともに検証・論考する。
横浜の近代
都市の形成と展開
  • 著者:横浜近代史研究会・横浜開港資料館編
  • 定価:4,950円
  • 刊行:1997年04月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:日露戦争後の都市化の進展にともない、横浜はどのように変わったか。都市の経営、都市化の波及、地域と政党、企業と社会基盤の四つのテーマをめぐり分析する。
関東中世水田の研究
絵図と地図にみる村落の歴史と景観
  • 著者:高島緑雄著
  • 定価:6,380円
  • 刊行:1997年03月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:極めて稀に残された一枚の絵図。ここから南武蔵、品川、荏原郡、上総香取社の水系に描きだされる中世の景観と生活を現代に読む。
フランス第二帝政下のパリ都市改造
  • 著者:松井道昭著
  • 定価:5,940円
  • 刊行:1997年03月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:2000年の歴史をもつパリは、19世紀後半の第二帝政期に過去最大の都市改造が行われた。しかしこの「パリの外科手術」が帝政崩壊とパリ・コミューンの引き金となる。
関東大震災政府陸海軍関係史料Ⅱ 陸軍関係史料
  • 著者:松尾章一ほか(編集解題・田﨑公司、坂本昇)
  • 定価:18,700円
  • 刊行:1997年03月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:
関東大震災政府陸海軍関係史料Ⅲ 海軍関係史料
  • 著者:松尾章一ほか(編集解題・田中正敬、編集・逢坂英明)
  • 定価:6,600円
  • 刊行:1997年03月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:
近代化のなかの村落
  • 著者:長谷川昭彦
  • 定価:2,970円
  • 刊行:1997年02月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:
関東大震災政府陸海軍関係史料Ⅰ 政府・戒厳令関係史料
  • 著者:松尾章一ほか(編集解題・大竹米子、平形千惠子)
  • 定価:11,000円
  • 刊行:1996年12月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:
大学とアジア太平洋戦争
戦争史研究と体験の歴史化
  • 著者:白井厚著
  • 定価:6,380円
  • 刊行:1996年12月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:「太平洋戦争と慶応義塾」のテーマでスタートした調査は、戦争体験や戦時下の各大学の状況並びにその国際比較にまで及ぶ。戦後50年の反省と将来の展望に向けた渾身の「戦争史」。
地域における戦時と戦後
庄内地方の農村・都市・社会運動
  • 著者:森武麿・大門正克編
  • 定価:5,610円
  • 刊行:1996年03月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:山形県庄内地方の農村と鶴岡を中心にとりあげ、当時の多様な社会運動との関連にも光をあてて第二次大戦前から戦後にかけた地域社会変貌の総体的把握をめざす。
戦後日本の形成と発展
占領と改革の比較研究
  • 著者:皆村武一著
  • 定価:7,920円
  • 刊行:1995年10月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:近年公開された占領期の新資料を駆使して、占領政策が日本経済に及ぼした影響、軍政下の琉球列島に対する政策を分析。ドイツ、イタリアにおける占領の比較もする。
近代日本の反公害運動史論
現代の危機を考える 3
  • 著者:清水みゆき著
  • 定価:3,300円
  • 刊行:1995年04月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:足尾、別子の二大銅山の明治期から昭和期に及ぶ煙害事件の歴史分析を通して農民運動→労働運動→市民運動への展開と共同体の変質と再編の意義と限界を指摘する。
近世庄内地主の生成
  • 著者:阿部英樹著
  • 定価:4,950円
  • 刊行:1994年09月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:
行政村の執行体制と集落
秋田県由利郡西目村の「形成」過程
  • 著者:大鎌邦雄著
  • 定価:6,380円
  • 刊行:1994年06月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:国家の農業政策は、ほとんど何らかの形で集落を介して農家へ浸透してきた。このような行政システムはどのような歴史過程を経て形成されたか。また如何なる性格であるか。
戦前・戦後を歩く
歴史家の語るわが人生
  • 著者:木村礎著
  • 定価:3,190円
  • 刊行:1994年04月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:
戦後改革期の農業問題
埼玉県を事例として
  • 著者:西田美昭編
  • 定価:9,350円
  • 刊行:1994年03月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:戦後日本農業の出発点となった戦後改革期の農業問題の構造を総体的にとらえ、食糧危機からの脱出、農地改革、農業会の解散、農協の設立などの情勢変化の背後に迫る。
近代日本と農村社会
農民世界の変容と国家
  • 著者:大門正克著
  • 定価:6,160円
  • 刊行:1994年02月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:大正デモクラシーから戦時ファシズム体制への変化、及び明治社会から現代社会への移行の契機われた時期の農村社会と国家の相互関連を山梨県落合村を事例として検討する。
関東大震災・学習会の記録
  • 著者:
  • 定価:534円
  • 刊行:1994年01月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:
この歴史永遠に忘れず
記念集会の記録
  • 著者:関東大震災70周年記念行事実行委員会編
  • 定価:2,750円
  • 刊行:1994年01月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:あの時、何か起こったのか。10万余の死者及び行方不明者を出す中で、6000人を超える大虐殺が行われた。この愚行は繰り返してはならない。語り継ごうとする人々の集会の記録。
文化とファシズム
戦時期日本における文化の光芒
  • 著者:赤澤史朗・北河賢三編
  • 定価:3,850円
  • 刊行:1993年12月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:日中戦争から敗戦までのファシズム期における言論・出版統制、美術や音楽などの文化団体の動向、ツーリズム、アイヌ民族の同化論などを取り上げ、揺れ動く文化と形成主体を赤裸々に描く。
アトリーのチャイナ・ストーリー
  • 著者:F.アトリー著/西川博史・石堂哲也訳
  • 定価:3,740円
  • 刊行:1993年12月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:マルキストだったが、戦後はマッカーシーと共に反共陣営を張り、後に袂を分かったアトリー。アメリカの冷戦体制形成に加わりながら対中国政策の失敗を説く。
幕末維新オランダ異聞
  • 著者:宮永孝著
  • 定価:3,080円
  • 刊行:1992年07月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:
日本のワイン・誕生と揺籃時代
本邦葡萄酒産業史論攷
  • 著者:麻井宇介著
  • 定価:4,950円
  • 刊行:1992年01月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:文明開化、殖産興業のもと、日本のワイン造りは始まるが、それは失敗の連続であった。ワイン隆興の今日、本格ワインの国産化を夢みた人々とその先駆的業績に迫る。
増補 日本とロシア
  • 著者:吉村道男
  • 定価:6,930円
  • 刊行:1991年07月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:
自由燈の研究
帝国議会開設前夜の民権派新聞
  • 著者:松尾章一編
  • 定価:3,520円
  • 刊行:1991年03月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:
近代日本の行政村
長野県埴科郡五加村の研究
  • 著者:大石嘉一郎・西田美昭編著
  • 定価:15,400円
  • 刊行:1991年02月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:近代天皇制国家の基礎単位として制度化された行政村が、いかにして民主的「公共性」を獲得していったか。膨大な役場文書を駆使し、近代日本の政治構造を捉え直す。
幕末オランダ留学生の研究
  • 著者:宮永孝
  • 定価:19,800円
  • 刊行:1990年10月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:日本最初の遣欧使節団であった竹内下野守一行と、幕末維新最大規模の岩倉具視一行のオランダでの行動を追う。さらに日本で客死したオランダ人、探偵小説の受容にもふれる。
明治七年の大論争
建白書から見た近代国家と民衆
  • 著者:牧原憲夫著
  • 定価:3,740円
  • 刊行:1990年08月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:政事に関与することのできなかった民衆が、建白書をもって政府に本格的な論争をいどみはじめた明治7年。建白書と新聞投書から近代国家成立時の「国家と人民」を把える。
増補・改訂版 自由民権思想の研究
  • 著者:松尾章一著
  • 定価:3,740円
  • 刊行:1990年03月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:
陣笠代議士の研究
  • 著者:上山和雄
  • 定価:3,080円
  • 刊行:1989年09月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:
天皇制国家と農民
合意形成の組織論
  • 著者:長原豊著
  • 定価:5,720円
  • 刊行:1989年07月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:天皇制は上からの支配機構として強調されてきた。しかし■いかなる国家も下からの合意なしには成立しえない。戦前期、農民の組織化はいかなるメカニズムの中で形成されたか。
大阪砲兵工廠資料集(上・下)
  • 著者:久保在久編/大前眞・小野芳朗解題
  • 定価:30,800円
  • 刊行:1987年11月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:
君臣平田東助論
  • 著者:佐賀郁朗著
  • 定価:1,760円
  • 刊行:1987年07月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容:平田東助は明治絶対主義官僚の典型であり天皇のために国力を蓄え強兵を図ろうとした。戦中戦後を通した産業組合の父とよばれ続けた彼が求めた国家とは何か。新視座から見直す。
関東大震災政府陸海軍関係史料Ⅰ 政府・戒厳令関係史料〔オンデマンド版〕
  • 著者:松尾章一ほか(編集解題・大竹米子、平形千惠子)
  • 定価:14,300円
  • 刊行:1970年01月
  • ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容: