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色川大吉時評論集 新世紀なれど光は見えず

色川大吉時評論集 新世紀なれど光は見えず

内容紹介

同時多発テロと3.11大震災で明けた21世紀、シリア、イラクなどの争乱はおさまらず。大戦後70年をまえに平和国家日本では秘密保護法、集団的自衛権を公認するなどキナ臭い動きがあらわれた。戦中体験のある歴史家として黙ってはいられない。日々に放った時評や、私の時代批判を聞いてほしい。

目次



第一部 新世紀日誌
第一章 国際テロとイラク戦争 2000年~2004年
・2000年――真壁仁の世界 チェチェンの冬 宮田登の急逝 プーチンとロシア人 闘う文学者小田切秀雄 金大中と金正日 『戦争と平和』 久々の山歩き 優遇される日本の作家 ダイビング 予言者高木仁三郎 の死 亀井静香と中川一郎 湾岸戦争の波紋 日本史家マリウス・ジャンセン 
     ・2001年――元自衛隊の幕僚長の言や良し 米原潜、日本の高校生を見殺しにする バーミアンの大石仏破壊さる 扇動家に弱い日本人 参院選挙と靖国参拝 同時多発テロの衝撃 ブッシュ大統領の復讐 即時同調した日本政府 覇権国家の痛手 アフガニスタンの英雄スマード 『日の沈む国』を祝ってくれる チョムスキーの言葉 
・2002年――〃グァンタモナの奴隷〃収容所 暗い幕開け―ブッシュの年頭教書 イスラエル(シャロン首相)のやりたい放題 パレスチナ民衆の捨て身の抵抗 二度目の原爆画展―被爆者の想い 二つの一周年 家永三郎氏追悼記 
・2003年――反戦の国際世論 戦争犠牲者の痛みを知るや 日本にもこんな立派な医師がいた 特攻隊員の研究所『ねじ曲げられた桜』 日米生産力の圧倒的落差 500万円を寄附した江口君 「大量破壊兵器」は無かったのに 
・2004年――ならず者国家 海洋学者の孤独死―ジャツク・モイヤーを悼む アルカイダは無くならない イスラエルの蛮行と米国の容認 国の体面より三人の命 拉致家族の不幸―危険な「世論」 「九条の会」結成さる 敵失の辛勝 ヒロシマと若き米軍士官 米兵一人の価値 逆効果のビンラディン声明 アラファト議長の死 

 第二章 日本の政権交替とオバマ大統領の登場 2005年~2009年
     ・2005年――立党50年、自民党の大方針 挑戦やめない百歳 自民党の改憲案 韓国民の反日感情 中国では反日デモ 戦争下請業者の傭兵の死 ロンドン地下鉄爆破事件 日本の安全保障の道 郵政法案否決 衆院選で自公圧勝 
     ・2006年――ホリエモンと秋篠宮妃 荒川静香に金メダル なんのための駐留米軍 十万本も贈り続けたメガネ屋さん 自国の利益しか考えない 9・11から五年 人生のピーク 
     ・2007年――〃押しつけ憲法〃か 夢を追い求めた植村直己 伊藤長崎市長撃たれる 
     朝日新聞の英断、憲法擁護 長崎原爆は〃仕方がない〃 ボンボン総理潰れる 福田内閣の発足とミャンマー ビルマで日本人記者が射殺された 小沢一郎の権力者的発想 天誕にバンザイを叫ぶ国民 「マイカー時代」の予言者 
     ・2008年――世界同時不況の前兆か 言論弾圧 ひとの国の予備選挙なのに 四川省大地震に ピヌチヤと「リーマン・ショック」 小田実没後一年の会 追悼筑紫哲也 
     ・2009年――イスラエルの虐殺に無力な国連 アメリカを見直す 北朝鮮非難の問題点
     天安門事件と「四君子」 若き横須賀新市長と「反貧困」の湯浅隆 「天声人語」―金大中の  
生涯 「風が吹いた」とは何か 
     
 第三章 東日本大震災と右旋回する安倍政権 2010年~2014年
・2010年――北富士演習場の美恵ばあちゃん 中国の民主化問題 賞味期限切れ? 社会貢
献する「フォーラム色川」 若い友人の死 民主党政権と尖閣諸島 米にひろがる厭戦気分 ベ
ルリンの壁から20年 
     ・2011年――人権弁護士後藤昌次郎 オレンジ革命の拡大 USAのホンネ語ったメァ日本部長 大地震、大津波の惨禍、原発爆発 歴史としての3・11 菅内閣と釧路川のカヌー下り 米国市長ノーマン・ミネタ 同時多発テロ事件から10年 共産党の人権感覚 金王朝の運命 
     ・2012年――映画三昧―日本映画の黄金時代 小田実の遺業 野田内閣の迷走 オウム教団事件の背景にあったもの 小沢一郎の新党 山本美香の殉職を悼む 尖閣諸島の国有化 自民圧勝の総選挙 
     ・2013年――目先の利益を追う大衆 多田富雄(免疫学者)のこと ヨイトマケの唄 セント・アンナの奇跡 アベノミックス 大阪市長の従軍慰安婦発言 淋しい死―なだ・いなださん 被爆経験の語り部―肥田先生 全国戦没者追悼式での首相式辞 老残の我が身を認識 
     ゲバラの生涯 〃恒久平和への誓い〃―安倍総理の談話 
     ・2014年――特定秘密保護法の危うさ 福島原発事故も南相馬 史上初という豪雪に閉じこめられる 日本政治はどこへ行く 介護講演会中止騒動 戦中・戦後の歴史的考察 46年ぶりに蘇った五日市憲法草案 地上最大の作戦 
       熊沢蕃山

第二部 憲法問題と戦争体験
1.平和憲法の世界的意義
    改憲運動の論理と経過 「押しつけ殖民地憲法」論批判 現憲法は現状に合わないか
2.生きるという彷徨
3.わが身に滲みる歴史の重み
    死の門 B29の威力 虚しい実存感 青村真明のこと 難民の群れ 天皇大好き 古参兵の
怨恨 きけわだつみのこえ 安保とベトナム 湾岸戦争と私 日本の誇り
4.「ぬちがふぅ―玉砕場からの証言」に驚く
5.戦争と青年
    「学徒出陣」第二弾で入隊 遺された言葉を胸に 信じられなかった戦後の民主主義 リベラルだった旧制高校 大学教師の責任 敗戦にむかって 情報を抑えた権力憲法九条は平和のとりで 民衆思想史研究の道を歩む

  平成時代史年表
 著者経歴
 あとがき