
幕末・明治の茶業と日米交流
中山元成とG・R・ホールを中心に
内容紹介
開港後、日本茶は生糸に次ぐ輸出品であった。横浜からの輸出を率先した豪農・豪商中山元成と、ウォルシュ商会初代横浜代表G・R・ホールの活動から見た、グローバル・ヒストリー。
目次
はしがき 櫻井良樹
第1章 中山元成という人 櫻井良樹
第2章 ペリー来航と中山元成の長崎滞在
──安政2(1855)年 西澤美穂子
第3章 中山元成の茶売り込み 櫻井良樹
第4章 アメリカ人ジョージ・ロジャーズ・ホール
──書簡史料の紹介を中心に 大山瑞代
第5章 横浜開港初期におけるアメリカへの茶貿易 櫻井良樹
第6章 明治期における茶の粗製濫造問題と中山元成の活動 粟倉大輔
第7章 明治維新後の中山元成
──精製無色茶へのこだわり 櫻井良樹
あとがき 櫻井良樹
附録
1 茶顚中山翁製茶紀功碑翻刻文
2 茶顚翁中山元成茶業沿革并ニ履歴
3 「中山元成関係資料」の概要 櫻井良樹/西澤美穂子
索引