
首都圏史叢書 4
「大東京」空間の政治史
1920~30年代
内容紹介
第一次大戦期に急速に進んだ「東京」の拡大からその後の都市空間の再編に至る時期の都市への官僚統制、都市空間の膨張と変容、都市の政治構造、地域社会構造の変化等を解明。
目次
第1部 「大東京」空間の形成(「大東京」概念の形成と国有鉄道の動向
一九一〇~二〇年代における「保健衛生」施策と地域社会―東京市療養所をめぐって
一九三〇年代の横浜市政と史蹟名勝保存―横浜史料調査委員会を中心に
一九三〇年代東京における郊外統制構想―戦時下の「過大過密」化と都市計画
埼玉県の都市計画と「大東京地方計画」―法適用都市の広がりとその運用の実際)
第2部 都市支配の構造(一九二〇年代東京市における地域政治構造の変化―議員の地盤変化を中心にして
東京府北豊島郡王子町における町内会の結成と再編成―集落の境界と新住民増加
市域拡張と地域政治―一九二七年横浜市第三次拡張をめぐって
地方小都市の都市化と愛市運動―藤沢市の場合)