歴史家 服部之總

歴史家 服部之總

日記・書翰・回想で辿る軌跡

  • 著者:松尾章一編著
  • 定価:10,780 円
  • ISBN:978-4-8188-2443-0
  • 判型:A5判
  • 頁:990頁
  • 刊行:2016年09月
  • ジャンル:歴史人文・社会

内容紹介

戦後の歴史学は多くの研究者を生み出したが、依然、歴史学は服部の掌の中に蠢いているのではないか。松尾が生命燃やして格闘した服部への思慕と悔恨。怪物的歴史学者・服部之總の情念を解体。

目次

序 いま服部之總から学ぶこと
第1部 生い立ちから戦前期までの服部之總
 1 生家
 2 木田村尋常小学校・県立浜田中学校時代
 3 旧制第三高等学校時代
 4 東京帝国大学時代
 5 結婚と再婚そして労農党政治部員時代
 6 佐野の歴史家時代
 7 花王石?株式会社(長瀬商会)時代
第2部 戦後史のなかの服部之總
 1 敗戦直後
 2 鎌倉大学校(鎌倉アカデミア)
 3 闘病と執筆活動を支えた奈良本辰也との友情
 4 日本近代史研究会代表時代
 5 アメリカ占領下の服部之總
 6 法政大学教授時代
 7 入院と退院直後-早すぎた死、没後のこと
服部之總年譜・著作目録
あとがき