
同時代史叢書
占領下の東京下町
『葛飾新聞』にみる「戦後」の出発
内容紹介
敗戦後、東京下町に生まれた民主主義の実現を標榜する『葛飾新聞』。言論の自由をうたいながら厳しい報道規制が敷かれた占領下で、小さな地域紙は「戦後」をどう描き、何を伝えたか。
目次
はじめに――『葛飾新聞』の創刊
Ⅰ.占領下の地域新聞――一九四七年(昭和二二)
Ⅱ.明暗の中の暮らし――一九四八年(昭和二三)
Ⅲ.復興と社会不安の狭間で――一九四九年(昭和二四)
Ⅳ.見えない戦争――一九五〇年(昭和二五)
Ⅴ.兵士と遺族の戦後――一九五一、五二年(昭和二六、二七年)
おわりに――『葛飾新聞』から現在(いま)へ