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日本帝国崩壊期「引揚げ」の比較研究

日本帝国崩壊期「引揚げ」の比較研究

国際関係と地域の視点から

  • 著者:今泉裕美子・柳沢遊・木村健二編
  • 定価:本体6500円+税
  • ISBN:978-4-8188-2425-6
  • 判型:A5判
  • 頁:392頁
  • 刊行:2016年06月
  • ジャンル:歴史人文・社会
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内容紹介

「帝国」の瓦解によって、疎開、帰還したり、強制退去や、生きて戻れぬ人たちがいた。日本の敗戦前後、社会の断層を生き抜く人々のさまざまな「引揚げ」と苦悩、それを規定した政策動向にメスをいれる。

目次

序章 近年の.引揚げ.研究の視点と本書の課題 今泉裕美子
 1 引揚げ.研究への関心の背景──植民地研究.移民研究を中心に
 2 引揚げ.研究の研究史と論点
 3 本書の課題と構成
第1部 日本帝国崩壊期の日米関係と.引揚げ.
第1章 在日朝鮮人の.帰国──1945~46年を中心として  宮本正明
 はじめに
 1 植民地期における朝鮮人の渡日
 2 朝鮮人の帰国者数
 3 日本の敗戦前後における朝鮮人の帰国
 4 敗戦直後における「計画輸送の」の推進
 5 登録.に基づく.計画輸送.の展開
 おわりに
第2章 日系アメリカ人と国外退去〈 d ep ortation〉
    ──強制立退き・収容政策再考(1945~46年)村川庸子
はじめに
 1 米国からの.引揚げ.の実態
 2 米国司法省「.敵性市民」.政策と「トラブルメーカー」
 3 トラブルメーカー.の出現
 おわりに
第3章 パラオ諸島をめぐる民間人の.引揚げ
    ──第二次世界大戦中の兵站基地化から米軍占領下までを中心に  今泉裕美子
 はじめに
 1 パラオ社会の特徴
 2 日本軍による戦時体制構築と民間人の動員
 3 米軍の軍政に対する日本軍の対応
 4 米軍政下の.自治.と民間人の送還/帰還
 おわりに
第2部 地域.と.引揚げ.の諸相
第4章 日本残留中国人──札幌華僑社会を築いた人たち  曽士才
 はじめに
 1 札幌への中国人進出と北海道帝国大学留学生
 2 戦後の札幌中国人社会
 3 日本に残留した強制連行者のその後
 4 残留中国人と札幌華僑総会の活動
 おわりに
第5章 樺太からの日本人引揚げ.(1945~49年)──人口統計にみる  竹野学
 はじめに
 1 日ソ戦直前の樺太
 2 日ソ戦の開始と樺太.引揚げ
 3 ソ連占領下の樺太における様々な人口移動
 おわりに
第6章  日本帝国圏への移民と引揚げ後の動向
      ──愛媛県東宇和郡旧U村を事例として   木村健二
 はじめに
 1 日本帝国圏への移民
 2 引揚げの経緯
 3 引揚げ後の生活と就業状況
 おわりに
第7章 1940年代後半期大連営業者の職業.復帰.
     ──東北アジアの社会変動の中の財界人没落  柳沢遊
 はじめに
 1  大連商工会議所上層部の戦後再就職
 2  有力企業家の事業再開過程
 3  財界人の業種転換ないし引退
 おわりに
補論 研究動向
補論1 韓国における朝鮮人.帰還.研究  宮本正明
 1 韓国における.帰還.研究の概観
 2 帰還.関係の研究成果
 3 帰還.研究における問題意識と今後の課題
   ──李淵植・張錫興の指摘・提起から
補論2 日本人の引揚げに関する近年の研究動向  木村健二
 1  資料・記録類の刊行
 2  引揚げをめぐる国際的状況.関係機関の政策
 3  引揚げのプロセス.現地残留.現地援護団体
 4  引揚げ後の歩み