改訂版 大倉喜八郎 かく語りき

改訂版 大倉喜八郎 かく語りき

進一層、責任と信用の大切さを

  • 著者:東京経済大学史料委員会編/東京経済大学発行
  • 定価:1,100 円
  • ISBN:978-4-8188-2513-0
  • 判型:新書
  • 頁:282頁
  • 刊行:2018年10月
  • ジャンル:歴史人文・社会

内容紹介

明治、大正の大実業家、大倉喜八郎が、波乱万丈に富んだ経験を踏まえ、壮年時代から死去の直前までに、学生、青年、国民に語った言葉。現代にも通じる含蓄深い内容。

目次

  初版刊行に寄せて
  初版刊行に想う
  解説
  凡例と文書の出典
一 大倉学校の学生及び卒業生に告ぐ
 1  大倉商業学校生徒に告ぐ
 2  商業学校卒業生に告ぐ
 3  逢坂大倉商業学校開校式に於ける訓話
 4  同窓会第一回総会に於ける演説
 5  創立十周年式における祝辞
 6  創立二十周年式・石黒子爵寿像除幕式に於ける祝辞
 7  善隣商業学校における訓話
 8  最後の訓話
二 青年に与える
 1  余はいかにして失敗に処せしか
 2  予が七十年来の経験より推して後進青年に警告す
 3  惰眠を作る慈善主義に反対して教育事業を興せし余の精神
 4  商人となるべき青年の羅針盤
 5  名人上手となるの秘訣皆伝
 6  心の真底から必要を感じた努力
 7  熱誠と、ある大工の話
 8  幸福をもたらした動機
 9  九十二歳の老生から若き日本の人々へ
10 就職難か求人難か
三 国民に訴える
 1  貿易に関する意見の概略
 2  内地雑居準備談
 3  余の実験せる楽天生活
 4  余は自己の趣味に関して福沢先生といかなる談話を為したるか
 5  予が感服したる大覚寺の和尚の言行と世評に対する予の覚悟
 6  居貿易と出貿易
 7  新発田での大倉翁寿像建立時の挨拶
 8  成金を戒む
 9  支那漫遊所感 到る処で受けた二つの質問
10 八十六歳の余が心からの叫び
11 進一層
12 わが処世陣

  大倉喜八郎略年譜
  初版あとがき―編纂を終えて
  改訂版について