
歴史学の醍醐味
- 著者:西川正雄著/伊集院立・小沢弘明・日暮美奈子編
- 定価:3,080 円
- ISBN:978-4-8188-2088-3
- 判型:四六判
- 頁:358頁
- 刊行:2010年01月
- ジャンル:歴史 (人文・社会)
内容紹介
自前の歴史学を合言葉に、フランス革命、帝国主義の時代、現代史の読み方、教科書問題など様々なテーマをめぐり歴史学の醍醐味を語る。
目次
はしがき I
第1部 歴史学の醍醐味
歴史学の醍醐味(最終講義)
馬齢を重ねて
現代史の読みかた
御託宣と歴史学
第2部 ヨーロッパ近代をどうとらえるか
2-1 フランス革命と国民国家
フランス革命と「国民国家」
「国民国家」──ドイツと日本──
2-2 帝国主義の時代
二〇世紀とは何であったか
「帝国主義の時代」をいかにとらえるか──批判的一考察──
歴史学と「近代」
2-3 「過去の克服」をめぐって
「過去の克服」──日本とドイツ──
普通の人びとの戦争責任──「ゴールドハーゲン論争」に寄せて──
ローザ・ルクセンブルク記念碑論争
第3部 世界史教育と教科書問題
世界史という妖怪は未だに徘徊している
いま日本で「教科書問題」を考える──自国史を越えた歴史教育をめざして──
ファシズムと全体主義論
グッバイ・大日本帝国──「教科書問題」に関する基本的な考え方──
回想 西川正雄のことども 下村 由一
あとがき