親の懲戒権はいかに形成されたか

親の懲戒権はいかに形成されたか

明治民法編纂過程からみる

  • 著者:小口恵巳子著
  • 定価:6,160 円
  • ISBN:978-4-8188-2030-2
  • 判型:A5判
  • 頁:336頁
  • 刊行:2009年01月
  • ジャンル:歴史人文・社会

内容紹介

親が子どもをしつけるときの法的根拠である懲戒権規定にはその範囲が一切記載されていない。懲戒権がいかなる経緯で明治民法に規定されたのか、その根源に遡り検証する。

目次

序 章 本書の研究視角
第1章 ボアソナーザ参画以前の民法編纂過程における懲戒権
     明法寮諸草案から明治11年民法草案まで
第2章 旧民法編纂過程における懲戒権
第3章 明治民法編纂過程における懲戒権
第4章 フランス民法における父による懲戒権
第5章 明治民法編纂過程におけるフランス親子法思想および法学説の受容
終 章 結論