開発援助政策

国際公共政策叢書 19

開発援助政策

内容紹介

なぜ援助が行われるのか。援助国政府・ODAの理念や動機はどう作用し、NPOなど多様な利害関係者の途上国・国際社会・援助国内での働きかけがどう影響するのか。具体的事例を通じ検討する。

目次

 序章 本書の視座
  第1節 本書の目的
  第2節 本書の構成
 
第1部 開発援助政策の基本構造

 第1章 「開発援助政策」とは何か
   第1節 「開発援助」とは何か
   第2節 「政策」および「政策を行う主体」とは何か
   第3節 「開発援助政策」とは何か:総括

 第2章 開発援助の目的と「動因」
   第1節 援助の目的をめぐるジレンマ
  第2節 「援助=国際公共財」の前提
   第3節 開発援助の「動因」

 第3章 開発援助の「動因」の考察
   第1節 国際公益を志向する動因
   第2節 援助国の「国益」を志向する動因
   第3節 国際公益と国益の統合体としての援助動因

第2部 開発援助政策と各種ステイクホルダーの影響

 第4章 第2部の検討の枠組み
   第1節 途上国内のステイクホルダー
   第2節 国際社会のステイクホルダー
   第3節 援助国内のステイクホルダー

 第5章 ドナー・コミュニティと開発援助政策
   第1節 DAC(開発援助委員会)と「援助協調」の経験
   第2節 世界銀行と「構造調整融資」の経験

 第6章 国際援助コミュニティと開発援助政策
   第1節 「国際援助コミュニティ」とは
   第2節 事例 「ジュビリー2000」と重債務貧困国問題

 第7章 国際関係の中の開発援助政策
   第1節 日本の援助政策の底流
   第2節 国家間の紛争と緩和手段
   第3節 事例 1980年代の「日米経済摩擦」

 第8章 開発援助政策に対する途上国側の影響
   第1節 「ドナー・レシピエント関係」の視点から
   第2節 国際援助コミュニティでの「援助の有効性論議」
   第3節 事例 「日タイ経済関係構造調整白書」

 第9章 援助国内のステイクホルダーと開発援助政策
   第1節 国内ステイクホルダーの相互関連
   第2節 事例 日本の対中国援助
         
 終章 今後の展望と課題