谷川雁セレクションⅠ

〈戦後思想〉を読み直す

谷川雁セレクションⅠ

工作者の論理と背理

  • 著者:谷川雁著/岩崎稔・米谷匡史編/佐藤泉解説
  • 定価:本体3200円+税(品切)
  • ISBN:978-4-8188-2000-5
  • 判型:四六判
  • 頁:420頁
  • 刊行:2009年05月
  • ジャンル:現代思想人文・社会
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内容紹介

瞬間の王」は死んだ──の名句を残して詩作から離れた谷川雁の刊行された全詩集を収録。
左翼運動のさなか自ら「工作者」として、民衆のサークル運動に力を注ぎ、思想の「自立」に賭けた革命詩人の軌跡を辿る。

目次

序説 谷川雁と戦後精神の潜勢力 (岩崎稔)

Ⅰ 詩篇
 伝達/大地の商人/天山/『谷川雁詩集』あとがき/わたしの物置小屋/断言肯定命題

Ⅱ 工作者の論理
 無を噛みくだく融合へ/工作者の死体に萌えるもの/現代詩の歴史的自覚/工作者の論理/観測者と工作者

Ⅲ 定型の超克
 党員詩人の戦争責任/死後轢断/民衆の無党派的エネルギー/沈黙の夜を解くもの/明日へ生きのびること/私のなかのグァムの兵士/乗りこえられた前衛/さしあたってこれだけは/定型の超克/前衛の不在をめぐって/転向論の倒錯/『戦闘への招待』あとがき/わが組織空間

Ⅳ サークルと集団
 さらに深く集団の意味を/女たちの新しい夜/女のわかりよさ/報告風の不満/「全国交流誌」発刊準備について/荒野に言葉あり/政治的前衛とサークル/人民文化創造の基礎を/サークル村始末記/試行のために/あなたのなかに建設すべき自立学校を探求しよう!/権力止揚の回廊

解説 瑕のあるとびきりの黄昏 (佐藤泉)