屎尿処理の近現代史

屎尿処理の近現代史

汲取から下水処理への転換

  • 著者:星野高徳
  • 定価:5,390 円
  • ISBN:978-4-8188-2644-1
  • 判型:A5判
  • 頁:272頁
  • 刊行:2024年01月
  • ジャンル:経済史・経営史経済

内容紹介

都市化による衛生環境の悪化に直面する中、屎尿処理はいかに変容したのか。処理主体が民間から行政に変化し、各都市が屎尿の肥料化と下水処理技術の導入を模索した過程をたどる。

目次

序 章 屎尿は資源か、廃棄物か――時代とともに変化する価値
第一章 都市化と衛生環境――戦前の東京・大阪・名古屋
第二章 屎尿処理公営化と屎尿流通網の再形成――戦前東京市
第三章 下水処理化の挫折――戦前大阪市
第四章 農村還元処分と下水処理の併存―戦前名古屋市
第五章 戦後日本の不衛生処分と下水処理化
終 章 汲取処理か、下水処理か――時代と社会に合わせた選択