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顧客経験を指向するインタラクション

小樽商科大学叢書

顧客経験を指向するインタラクション

自律システムの社会実装に向けた人間工学国際標準

  • 著者:平沢尚毅 福住伸一
  • 定価:2,970 円
  • ISBN:978-4-8188-2632-8
  • 判型:A5判
  • 頁:194頁
  • 刊行:2023年03月
  • ジャンル:社会一般人文・社会

内容紹介

本書はインタラクションシステムについて考慮すべきことを最新の国際規格を踏まえて解説したものである。対象システムは現行のものからAI搭載の次世代のものまでである。

目次

1 章 インタラクティブシステムに求められるもの
1.1 インタラクティブシステムとは 
1.2 インタラクティブシステムに求められるもの 
1.2.1 ユーザビリティ
1.2.2 アクセシビリティ 
1.2.3 利用による危害の回避 
1.2.4 ユーザエクスペリエンス 
1.3 顧客経験の概念 
1.3.1 顧客経験研究の歴史 
1.3.2 顧客経験の定義 
1.3.3 顧客経験の概念定義 
2 章 インタラクション原則
2.1 ヒューマンコンピュータインタラクションの変遷 
2.2 インタラクションの原則
2.2.1 はじめに
2.2.2 インタラクションの原則と関連する規格の関係 
2.2.3 インタラクションの原則の適用範囲と利用者 
2.2.4 インタラクションの原則 
2.2.5 各原則の推奨事項及び例 
2.2.6 原則間の関係 
2.2.7 原則と一般的な推奨事項の利用法 
2.2.8 まとめ
2.3 情報提示の原則 
2.3.1 原則 1 気づきやすくする 
2.3.2 原則 2 注意を逸らさないようにする 
2.3.3 原則 3 区別しやすくする 
2.3.4 原則 4 解釈しやすくする
2.3.5 原則 5 簡潔にする 
2.3.6 原則 6 一貫性を保つ 
2.4 アクセシビリティ 
2.4.1 アクセシビリティと HCI について 
2.4.2 人間工学規格におけるアクセシビリティ 
2.4.3 JIS X 8341 シリーズの経緯と内容 
2.4.4. ISO 9241-20 の経緯と内容 
2.4.5 その他のアクセシビリティ関連情報 
3 章 知能・自律型のロボットおよびシステムとのインタラクション 
3.1 人間工学における知能・自律型の
ロボットおよびシステムの定義 
3.2 インタラクションによるステークホルダへの影響 
3.2.1 個人に影響を及ぼす課題 
3.2.2 人と RIAS とのインタラクションにおける課題 
3.2.3 複数の RIAS 間のインタラクションが人に
3.2.4 組織における RIAS の課題 
3.2.5 社会的,文化的,倫理的な課題 
3.2.6 これからの社会における RIAS の課題 
3.3 社会実装 
3.3.1 RIAS のタイプと想定される課題 
3.4 RIAS 実現のための人間工学 
3.5 RIAS に取り組むための人間工学国際標準 
3.5.1 人間工学の原則
3.5.2 人間中心設計プロセス 
3.5.3 インタラクションとインタフェース 
3.5.4 作業空間と作業負荷
3.5.6 利用状況と環境 
3.6 RIAS 技術に対応するための人間工学規格の改訂 
3.6.1 求められるガイダンス 
3.6.2 透過的インタラクションと透過的ユーザ 
3.6.3 RIAS の安全課題 
4 章「自動運転車を受容する社会構築にまつわる行動準則」について
4.1 行動準則のベースとなる考え方について 
4.1.1 E L S I について 
4.1.2 社会実装を図る本質的な意義について 
4.1.3 社会の棚卸しとしての行動準則作り 
4.1.4 行動準則を策定するにあたって検討した従前の
法理論等について
4.2 行動準則の具体的な内容について 
4.2.1 はじめに 
4.2.2 自動運転車に係る制度について 
4.2.3 自動運転車の自律走行機能ついて 
4.2.4 他の交通参加者に係る義務について 
4.2.5 走行環境維持に係る義務について 
4.2.6 交通事故処理,紛争解決制度及び保険に係る
準則について 
4.2.7 小活 
4.3  アジャイルガバナンスについて 
4.4  まとめ