小麦生産性格差の要因分析

小麦生産性格差の要因分析

日本と小麦主産国の比較から

  • 著者:関根久子
  • 定価:4,290 円
  • ISBN:978-4-8188-2612-0
  • 判型:A5判
  • 頁:160頁
  • 刊行:2022年05月
  • ジャンル:産業経済

内容紹介

日本小麦の単収向上の鍵は。経営的・技術的・制度的要因の3つの視点から、小麦輸出国ドイツ、豪州、カナダとの比較を通じて、日本の小麦生産性向上の可能性を考える。

目次

第1章 問題意識と課題の設定
1.問題意識
2.小麦に関する社会科学分野の既往研究成果
3.本書の課題と分析方法
4.本書の構成
第2章 日本の主産地における小麦の位置づけ
-北海道十勝地域A町を事例として-
1.本章の目的
2.調査対象地の概況
3.分析方法
4.分析結果
5.考察
6.小括
補論1 十勝地域A町に位置する小麦作経営の概況
第3章 日独における小麦作の比較
-小麦収量性格差の経営的・技術的要因-
1.本章の目的
2.調査対象地の概況
3.分析結果
4.考察と日本への示唆
5.小括
補論2 小麦作における作業効率の追求-米国と豪州の場合-
第4章 日独における種子供給および生産物取引体制の比較
-小麦収量性格差の制度的要因-
1.本章の目的
2.分析結果
3.考察と日本への示唆
4.小括
第5章 日独豪における品種開発体制の比較
-小麦収量性格差の制度的要因-
1.本章の目的
2.分析対象国の特徴
3.分析結果
4.考察と日本への示唆
5.小括
第6章 カナダにおける小麦品種開発資金回収をめぐる動向
1.本章の目的
2.カナダの農業および育種の概況
3.分析結果
4.考察と日本への示唆
5.小括
終章 まとめと日本への示唆
1.研究の要約
2.日本への示唆