
企業支配の政治経済学
経営者支配の構造変化と株主配分
内容紹介
企業は誰のものか。経済の金融化は、株主、経営者、労働者の力関係をどのように変えたのか。企業支配論争の蓄積を踏まえて、現代株式会社の支配構造に迫る。
目次
序章 課題と分析視角
第1章 巨大株式会社の社会的規制:バーリ&ミーンズ説の再検討
第2章 機関投資家支配論の批判的検討
第3章 アメリカにおける株主配分重視の企業経営への転換
第4章 日本における株主配分の増加と賃金抑制構造:M&A法制の規制緩和との関わり で
第5章 日本におけるコーポレート・ガバナンス改革と株主配分の増加
終章 本書の結論と今後の課題