
EU青果農協の組織と戦略
内容紹介
小売市場の集中による大手スーパーチェーンとの取引拡大、EUの大規模青果農協にみる組織構造の変容、マーケティング戦略の選択等を解明。日本の農協がとるべき方向を示唆する。
目次
序章 本書の視点と概要
第1部 EUの青果部門の需給構造および関連制度
第1章 EUにおける果実および野菜の需給構造
第2章 ヨーロッパにおける小売市場構造・環境
第3章 EUの共通農業市場制度における生産者組織
第4章 青果物の販売をめぐる競争と生産者組織の可能性
第5章 EUの果樹政策:スクール・フルーツ・スキーム
第2部 青果物のサプライチェーン構築と農協の組織再編
第6章 ドイツの野菜需給構造と青果農協の展開構造
第7章 オランダ青果農協にみるグローバル化・ハイブリッド化
第8章 イタリアの青果農協にみる水平的・垂直的統合
第9章 農協の販売事業を補完する農協連合モデル
第10章 組織再編を進めるスペインの青果農協
第3部 EUにおける青果物ブランドの展開と農協の取り組み
第11章 地理的表示制を活かしたバリューチェーンの構築
第12章 産地ブランド展開をめぐる農協間競争と問題
第13章 イタリアにおける有機食品市場とブランド戦略
終章 まとめと日本への示唆