農村の歩みに命と共同を学ぶ

農村の歩みに命と共同を学ぶ

土地改良にかかわりながら

  • 著者:川尻裕一郎
  • 定価:2,200 円
  • ISBN:978-4-8188-2514-7
  • 判型:四六判
  • 頁:240頁
  • 刊行:2018年12月
  • ジャンル:農業農業

内容紹介

出生率低下・食料自給率低下など命にかかわる国家的課題。解決の鍵は「生の意思」と「共同」にある。農村を命と共同の学び舎と力説する技術者のメッセージ。

目次

序 農村の歩みに命と共同を学ぶ

第一編 ため池と里芋
I   ため池のある風景
II  ため池に想う
III  里芋考
IV   外来稲作の受容

第二編 技術と知
I  「知」の共同体と〝自発的知〟の創造
II  生物の基本機能としての土地改良
III  鈴木大拙の『日本的霊性』
IV  土地改良の現場で技術は如何にして誕生したか

第三編 汝は何故に斯くも美しきか、何故に水の姿を纏いしか
I  水と十一面観音~発句編~
II   水のある風景
III   上流優先と境界
IV  水の行方
V  水の分岐をもたらすもの
VI  閑話休題〝生命の特徴と登山の特徴〟
VII  低平湿地の植生と食用植物
VIII  おわりに~水田灌漑システムの発展~

 第四編 残る響き
I  エッセイ「蒲原にて」から
II  散文詩二編