農村の歩みに命と共同を学ぶ
土地改良にかかわりながら
内容紹介
出生率低下・食料自給率低下など命にかかわる国家的課題。解決の鍵は「生の意思」と「共同」にある。農村を命と共同の学び舎と力説する技術者のメッセージ。
目次
序 農村の歩みに命と共同を学ぶ
第一編 ため池と里芋
I ため池のある風景
II ため池に想う
III 里芋考
IV 外来稲作の受容
第二編 技術と知
I 「知」の共同体と〝自発的知〟の創造
II 生物の基本機能としての土地改良
III 鈴木大拙の『日本的霊性』
IV 土地改良の現場で技術は如何にして誕生したか
第三編 汝は何故に斯くも美しきか、何故に水の姿を纏いしか
I 水と十一面観音~発句編~
II 水のある風景
III 上流優先と境界
IV 水の行方
V 水の分岐をもたらすもの
VI 閑話休題〝生命の特徴と登山の特徴〟
VII 低平湿地の植生と食用植物
VIII おわりに~水田灌漑システムの発展~
第四編 残る響き
I エッセイ「蒲原にて」から
II 散文詩二編