希望としてのカント

希望としてのカント

恒久平和のために

  • 著者:高田明宜
  • 定価:本体4800円+税
  • ISBN:978-4-8188-2507-9
  • 判型:A5判
  • 頁:266頁
  • 刊行:2018年11月
  • ジャンル:社会・政治人文・社会

内容紹介

人間への深いまなざしを向け、平和をつくる人たちに希望を抱くカント。キリスト教的観念を通してカントの恒久平和論を解き明かす、新たなるアプローチ。

目次

はじめに
第一部◆カント思想における三つのメタ理論
第一章 法の支配に基づく制度設計者としてのカント
   1 法の下の秩序による共和制
   2 ヨーロッパ統合とその理想
   3 国際立憲主義とカント
   むすびにかえて
第二章 啓蒙による自律した人間を求めるカント
   1 自律性とヘルドの「自律の原則」
   2 地球市民の基礎として
   3 アーレントの『カント政治哲学講義録』における注視者と行為者
   4 ロールズのカント受容
   5 義務を果たす者として――グローバル・エシックスの基礎として
   むすびにかえて
第三章 キリスト教哲学者としてのカント
   1 宗教哲学との兼ね合いで
   2 カントの「神の国」――キリスト教の普遍的倫理的共和国
   3 カントに内在する理神論的性格
   4 芸術家としての自然
   むすびにかえて
第二部◆恒久平和論の礎としてのカント哲学
第四章 市民性の基礎としてのカント哲学
   1 自然と摂理――カント哲学の根底
   2 悟性と判断力
   3 純粋理性批判と普遍性
   むすびにかえて
第五章 道徳とカント的市民性
   1 カント的道徳と人間の義務――理性存在者としての人間
   2 カントの啓蒙
   3 カントの市民
   むすびにかえて
第六章 カントが見た人間
   1 エデンの園を発端とする普遍史から見た人間
   2 非社交的社交性と戦争
   3 善と悪と自由
   4 弱く、もろい人間
   5 カントの人間学
   むすびにかえて
第三部◆恒久平和のためにカントが人間に求めたもの
終章 カントの世界市民とは
   1 世俗の子と世界市民
   2 啓蒙された市民による活動――世界市民性