再開発は誰のためか

再開発は誰のためか

住民不在の都市再生

  • 著者:岩見良太郎
  • 定価:3,850 円
  • ISBN:978-4-8188-2447-8
  • 判型:A5判
  • 頁:256頁
  • 刊行:2016年10月
  • ジャンル:都市・環境人文・社会

内容紹介

オリンピック、国際競争力の強化、防災、コンパクトシティ――さまざまな美名に隠された都市開発は、いったい誰のためなのか。アベノミクス都市再生で、地域住民のくらしと権利が壊されてゆく。

目次

Ⅰ 企業主権の都市開発を問う―アベノミクスは都市をどのように変えようとしているのか
 はじめに
 1 アベノミクスの国土改造戦略
 2 アベノミクスの都市開発戦略
 3 「選択と集中」の都市開発
 4 強まる資本による空中・地上・地下支配
 5 金融商品化する都市開発
 6 危うさの中の暴走
 7 破壊されるくらし・地域・民主主義

Ⅱ 再開発利益を問う―利益はどこから生まれ、だれが手にするのか
 はじめに
 1 再開発とは何だ
 2 再開発のしくみ
 3 開発利益を分析する(その1)
 4 開発利益を分析する(その2)
 5 権利床・保留床の大きさはどのようにして決まるのか
 6 総開発利益を手にするのはだれか
 7 零細権利者はどうなるか

結び