経済学教育の西東

経済学教育の西東

  • 著者:永谷敬三
  • 定価:2,750 円
  • ISBN:978-4-8188-2345-7
  • 判型:四六判
  • 頁:216頁
  • 刊行:2014年08月
  • ジャンル:経済学経済

内容紹介

日本の教育のどこに問題があるのか。日米の大学で学び、カナダと日本で教鞭を執ってきた筆者が、複眼的観察と体験にもとづいて日本の大学、経済学教育の再生策を直言する。

目次

第1部  経済学は実学か、それとも一般教養か

 1―1 一橋大学経済学部:何もわからなかった4年間
 1-2 一橋大学で教わったこと
 1-3 独自のお役所経済学
 1-4 新古典派経済学に浸る
 1-5 カナダの経済学
 1-6 補論:諸国民の知的スタイルについて

第2部 北米の経済学教育

 2-1 大衆化時代の大学教育
 2-2 教科書教育の意義
 2-3 カリキュラムの統一と単位互換性の確立
 2-4 北米の大学には「休講」がない
 2-5 経済学は使うためにある
 2-6 博士号は学問の先端を推し進めたことの証である
 2-7 先が見えない世界経済と経済学
 2-8 情報技術とサイバー犯罪
 2-9 非対称情報の世界と経済学

第3部 日本の経済学教育

 3-1 日本的システムはなぜ大学では機能しないのか
 3-2 政府に生んでもらった負い目をもつ日本の大学
 3-3 日本人は経済学に向いていないのか
 3-4 もっと共著論文を書こう
 3-5 教育の目的は学生から最大限の努力を引き出すことである
 3-6 受験勉強を3年やったら、頭が腐る
 3-7 経済学教育の基礎は常識である
 3-8 大学教育はいかにあるべきか