経済学用語考

経済学用語考

  • 著者:下谷政弘
  • 定価:本体2800円+税
  • ISBN:978-4-8188-2317-4
  • 判型:四六判
  • 頁:224頁
  • 刊行:2014年02月
  • ジャンル:経済学経済
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内容紹介

明治期に経済学はなぜ「理財学」と呼ばれたのか? 「系列」はいつから経済用語になったのか? 重工業と化学工業はなぜ「重化学工業」に合成されたのか? など、経済用語の謎を探る。

目次

はじめに
第1章 経済用語と日本語
 1 「和製漢語」の鋳造
 2 近代化と「絶えず新しいものを求める精神」
 3 経済関連の翻訳語
 4 西洋経済学の到来
 5 「競争」と「戦略」
 6 「談合」をめぐる談義 
 7 経済用語になった「系列」
 8 「事業部」の名づけ親はだれか
 9 「コンビナート」と「多角化」
第2章 経済学と「理財学」
    ──明治期になぜ経済学は「理財学」と呼ばれたのか──
 1 「経世済民」
 2 「経世済民」から「一種の学文」へ 
 3 「経世済民」論から「経済の定則」へ 
 4 大学における「理財学」
 5 「理財」とはいったい何か 
 6 「経営」の語のうつろい
 7 「理財」か「経済」か
 8 なぜ大学では一時期「理財」だったのか 
第3章 「産業」三分類の是非
    ──農林漁業はなぜ「第一次産業」といえるのか──
 1 「産業」とは何か
 2 「身代」から「」へ
 3 「第一次産業」「第二次産業」「第三次産業」?
 4 農林漁業はなぜ「第一次産業」なのか
 5 A・フィッシャーの「生産段階」
 6 「産業」か「生産」か
 7 「鉱業」の分類について
 8 有効期限の切れた産業分類
第4章 戦後の新用語「重化学工業」の誕生
    ──なぜ二つの産業は一つに合成されたのか──
 1 「重化学工業」という合成語
 2 重化学工業化の推移
 3 「重工業及化学工業」から「重・化学工業」へ 
 4 工業の三区分 
 5 「重化学工業」と「軽化学工業」
 6 W・G・ホフマンの「消費財産業」と「資本財産業」
 7 新用語「重化学工業」の誕生
 8 「重化学工業」誕生の時代背景
第5章 「コンツェルン」をめぐる誤謬
   ──決まり文句「カルテル・トラスト・コンツェルン」の不思議──
 1 「カルテル・トラスト・コンツェルン」?
 2 ドイツにおける‘Konzern’
 3 日本特殊的な「コンツェルン」理解
 4 「独占の最高形態」
 5 日本における「親子型の企業グループ」の登場
 6 企業の分社化と「企業グループ」
 7 誤謬の原因──「財閥」の存在──
 8 二重の「コンツェルン」

おわりに
索引