
若年者の雇用問題を考える
就職支援・政策対応はどうあるべきか
内容紹介
若年無業・フリーターの増加など、近年、若年層の雇用動向は大きな問題を抱えている。本書は、その実態を把握するとともに就職支援、キャリア教育などの実践を紹介する。
目次
序 章 若年者の雇用をめぐる諸問題……樋口美雄・大西 靖
第Ⅰ部 若年者の雇用問題を議論するための視点
第1章 経済学的アプローチによる若年雇用研究の論点……太田聰一
第2章 若年雇用問題の議論のために……神林 龍
第3章 所得分配と世代から見た若年者雇用問題……北村行伸
第Ⅱ部 若年者の雇用をめぐる問題に関する分析
第4章 企業の新卒採用志向の現況と背景にあるメカニズム……近藤絢子
第5章 学卒後不安定就業の社会的コストとセーフティ・ネット……酒井 正
第6章 就労のインセンティブと生活保護制度:最低生活水準と最低賃金の関係を中心に……辻 明子
第Ⅲ部 若年者の雇用の質の向上に対する対応策
第7章 新規大卒者の就職実態と課題への対応策……角方正幸
第8章 大学新卒者の就職実態と就職促進策……伊藤 実
第9章 インターンシップの期待すべき効果と望ましい枠組みのあり方……田中宣秀
第10章 若年者の雇用環境改善に向けた国際的潮流と日本……尾山明子・蜂須賀・圭史・加藤千鶴