戦前期北米の日本商社

戦前期北米の日本商社

在米接収史料による研究

内容紹介

三井物産、三菱商事、大倉組、堀越商会ほかの北米第一線での取引、商社間競争、本支店間の協力と軋轢を、米国国立公文書館所蔵の第一級史料を駆使して鮮明に描き出す。

目次

序 在米接収史料と商社史研究 i
第1章 絹織物輸出商社、堀越商会の経営
     ──1894〜1933年── 上山 和雄
はじめに
第1節 絹織物輸出の動向と堀越商会
第2節 世界恐慌前の堀越商会
第3節 大恐慌の中で
第4節 恐慌からの回復
おわりに
第2章 第一次大戦前後における米綿取引の諸問題
     ──三井物産・東洋棉花の場合── 高村 直助
はじめに
第1節 三井物産の内地買付と南部物産設立
第2節 大戦景気の激変と東洋棉花設立
第3節 20年代半ば以降の競争激化
第4節 競争激化への対策
おわりに
第3章 三井物産在米店の米材取引
     ──1910〜1920年代を中心に── 老川 慶喜
はじめに
第1節 米材輸入の動向
第2節 三井物産の米材取引
第3節 米材仕入をめぐるサンフランシスコ店とシアトル店
第4節 木材部の再編問題
おわりに
第4章 三菱商事シアトル支店の北米小麦・小麦粉取引
     ──1920年代における東アジア向け輸出の拡大──
 大豆生田 稔
はじめに
第1節 第一次大戦後の北米小麦・小麦粉輸出──東アジア市場──
第2節 シアトル支店の小麦・小麦粉取引
第3節 国際小麦取引の構想
おわりに
第5章 三菱商事北米支店と魚粉取引 市川 大祐
はじめに
第1節 魚粉輸出の開始と三菱商事の鰯粕取引参入
第2節 販路開拓と輸出拡大
第3節 一手販売の終了と清津魚粉生産の本格化
おわりに
第6章 三菱商事北米支店と日産自動車 岡部 桂史
はじめに
第1節 工作機械取引と北米支店
第2節 日産自動車の北米における工作機械買付
おわりに
第7章 大倉組ニューヨーク支店の始動と鉄道用品取引 中村 尚史
はじめに
第1節 大倉組のニューヨーク進出
第2節 鉄道用品取引の実態──北海道鉄道部機関車納入の事例──
おわりに
第8章 1935〜41年における大倉商事ニューヨーク支店 落合  功
はじめに
第1節 1935〜41年における大倉商事紐育支店の動向
第2節 米国の対日経済制裁と大倉商事紐育支店
第3節 資産凍結令と大倉商事紐育支店
第4節 大倉商事紐育支店の閉鎖
おわりに
第9章 両大戦間期総合商社のリスク管理 大島 久幸
はじめに
第1節 1920年代以降における取引先信用リスクの増大
第2節 取引先信用限度制度の確立
おわりに
第10章 三井物産本店による支店モニタリング
     ──店内検査制度について── 吉川  容
はじめに
第1節 店内検査制度の制定
第2節 店内検査制度強化の試み
第3節 店内検査の実施状況
第4節 1930年代末の状況
おわりに