
フランスにおける産業と福祉
1815-1914
内容紹介
19世紀以降、市場経済における個人の孤立化と窮乏化を前にして、「社会」の再構築はいかに進められたのか。工業化と社会的保護の観点から、19~20世紀初頭のフランス資本主義を検証する。
目次
序 章 問題の所在
第1章 1841年児童労働法をめぐる生産と福祉
第2章 アルザス地方におけるパテルナリスムの成立と展開
第3章 ル・プレェ学派のパトロナージュ論と社会改革
第4章 第三共和政期におけるパテルナリスムの社会的位置
第5章 労働局の設立と活動
第6章 世紀転換期における労災問題の展開
終 章 総括