
わが町はいかにして先進自治体となったか
交響する地域自治と生活保障
内容紹介
地域を再生し、住民が安心して暮らせるまちをつくる力は何か。市民自治を形成することで可能にした三鷹市、岩手県藤沢町、長野県佐久穂町の先進的事例から学ぶ。
目次
総論 市民社会と生活保障―――大本圭野
第1章 自治先進都市三鷹はいかに築かれたか
一 鈴木平三郎三鷹市政とコミュニティ―――安田養次郎
二 三鷹市のコミュニティ・センターと住民協議会―――大石田久宗
三 三鷹市住民協議会のコミュニティづくり―――海老澤誠
第2章 戦後日本における予防・健康運動
I 佐久総合病院の予防・健康戦後史
一 病院・自治体・住民との協働による健康づくり―――松島松翠
二 若月先生とともに保健婦34年―――横山孝子
三 長野県全域への集団健康スクリーニングの挑戦―――飯嶋郁夫
II 八千穂村の予防・健康戦後史
一 町村合併後の健康づくり活動:佐久穂町―――佐々木定男
二 全村民健康管理への保健婦の活動―――八巻好美
三 衛生指導員の活動―――高見沢佳秀・内藤恒人
四 佐久穂町における保健推進員の役割―――島崎規子
第3章 真の住民自治こそ地域再生・創造の原動力
I 住民自治の形成
一 21世紀の住民自治と生活保障を考える―――佐藤守
二 住民自治の基礎となっている自治会の現状と課題―――小野寺恒雄
II 住民が医療の運営者であってこそ医療の再生が始まる
一 藤沢方式といわれる町民病院の経営―――佐藤元美
二 ナイトスクール:これからの地域医療―――佐藤元美