金融と所得分配

金融と所得分配

  • 著者:渡辺和則編
  • 定価:5,060 円
  • ISBN:978-4-8188-2193-4
  • 判型:A5判
  • 頁:320頁
  • 刊行:2011年12月
  • ジャンル:経済学経済

内容紹介

90年代以降の停滞の原因と脱却するための金融政策のあり方は…。金融要因の変化が生産、雇用、所得分配にどのような影響を及ぼすか。理論の構築と政策的含意の導出を試みる。

目次

第1章 国債累積と財政金融政策のマクロ動学◆浅田統一郎
第2章 マネタリストの金融政策再考◆吉田博之
第3章 企業のバランスシート調整と財政金融政策◆渡辺和則
第4章 金融危機とミンスキーサイクル◆黒木龍三
第5章 R&D型投資によるケインジアン内生的成長循環モデル◆大内雅浩
第6章 新古典派とポスト・ケインジアンのマクロ動学◆都築栄司
第7章 習慣形成モデルによる資産市場パズルと景気循環◆八木直人
第8章 日本の金融システムの構造変化と金融政策◆石倉雅男
第9章 インフレーション目標政策の批判的検討◆内藤敦之
第10章 金融政策のニュー・コンセンサスとポスト・ケインズ派貨幣理論◆渡辺
    良夫
第11章 負債を考慮したカレツキアン・モデルにおける長期分析◆佐々木啓明
第12章 カレツキアン・モデルの不安定性と金融市場◆大野隆
第13章 完全雇用と最適消費配分の整合性◆黒瀬一弘
第14章 物価水準と所得分配の理論◆八木尚志
第15章 金融仲介機関の付加価値生産◆笠松学