モールス電信士のアメリカ史

モールス電信士のアメリカ史

IT時代を拓いた技術者たち

  • 著者:松田裕之
  • 定価:3,080 円
  • ISBN:978-4-8188-2151-4
  • 判型:四六判
  • 頁:272頁
  • 刊行:2011年04月
  • ジャンル:経済史・経営史経済

内容紹介

《輸送》から《通信》へ、情報伝達のモードを一変させたモールス電信。その技術・社会史を、《電信士》たちの視界から、発祥の地アメリカの近代化に重ねて描く。

目次

序 章 電信士とは何者だ?
第1章 メッセージは電気に乗って
 (1)《元祖》ワールド・ワイド・ウェブ
 (2)電信というテクノロジー
 (3)電信ひとたび興れば
第2章 モールス符号に託す希望
 (1)電信士、世に現る
 (2)貧しき移民青年の立身
 (3)電鍵無宿で世を渡る
 (4)男もすなる電信を
第3章 電信士、戦場を往く
 (1)ミスター・プレジデントのTメール
 (2)我らが身分は民間人
 (3)電鍵は銃よりも強し
 (4)人知れず消えゆく
第4章 ビッグ・ビジネスに生きる
 (1)『西部魂』という企業
 (2)《第二世代》の電信士
 (3)宮仕えする騎士たち
 (4)大平原の停車場にて
 (5)ネットワーク・コミュニティに築く文化
第5章 決起せよ! 誇りのために
 (1)『ザ・テレグラファー』の男と女
 (2)電線に巣食う悪魔
 (3)迷走ふたたび
 (4)最後の聖戦に臨む
 (5)騎士たちのたそがれ
終 章 電信士が遺したもの
 索 引