戦時経済総動員体制の研究

戦時経済総動員体制の研究

内容紹介

市場制度の歴史的設計と実験という観点で分析し、金融・産業育成・産業調整やその関連政策を素材に、戦前と戦時、戦時動員と統制解除後の政策の実態を詳細に解明する。

目次

第1章 戦時経済動員体制の成立と展開
 第1節 動員体制の形成と構造
 第2節 動員体制再編問題の展開(1940-41 年)
 第3節 基礎資材の減産と軍需省行政

第2章 金融市場の統制と組織化
 第1節 金融統制政策の構想と展開
 第2節 預貯金市場の動向と競争構造
 第3節 日中戦争期における資金運用の競争構造
 第4節 金融新体制の形成
 第5節 協調金融の展開

第3章 生産力拡充計画の策定
 第1節 生産力拡充計画構想の形成過程
 第2節 生産力拡充実施計画の策定

第4章 生産力拡充計画の展開
 第1節 企業選択基準
 第2節 事業別計画の策定
 第3節 生産力拡充政策の変遷
 第4節 事業別生産力拡充計画の推移
 第5節 太平洋戦争期の生産増強対策

第5章 計画造船と輸送力の推移
 第1節 日中戦争と船舶市場統制の開始
 第2節 太平洋戦争と計画造船
 第3節 太平洋戦争半ば以降の計画造船

第6章 軍需工業動員体制
 第1節 陸軍軍需動員と兵器生産
 第2節 陸軍造兵廠と民間兵器・兵器関連産業
 第3節 軍需工業における労務動員

第7章 航空機工業の動員体制
 第1節 航空機工業の動員計画
 第2節 太平洋戦争期の航空機増産対策
 第3節 太平洋戦争期の航空機関連工業増産政策

第8章 総動員体制と統制団体──商工省と陸海軍
 第1節 陸海軍の民間工場利用と軍工業会の設立
 第2節 商工省の重要工場指導と物資統制
 第3節 5大重点産業の指定と協力会の結成
 第4節 発注一元化、資材配給適正化問題
 第5節 重要機械工業における系列化問題

第9章 経済総動員体制の再編
   ──臨時生産増強委員会・軍需省と地方行政
 第1節 1942年秋の統制経済再編構想
 第2節 行政の弾力化・調整と重点化措置
 第3節 広域地方経済行政の総合運用

第10 章 中小民需産業の再編
 第1節 企業整備政策の展開
 第2節 戦力増強企業整備の展開
 第3節 国民更生金庫と企業整備

第11 章 繊維関連中小商工業の整備
 第1節 織物製造工業の整備
 第2節 商業部門の企業整備

第12 章 戦後物資需給計画と統制解除
 第1節 物資需給計画の展開
 第2節 戦後物資需給調整の統制方式

索引