北ウェールズ交通史論

北ウェールズ交通史論

  • 著者:梶本元信
  • 定価:6,380 円
  • ISBN:978-4-8188-2085-2
  • 判型:A5判
  • 頁:400頁
  • 刊行:2010年03月
  • ジャンル:経済史・経営史経済

内容紹介

産業革命の中心地域とはならなかった北ウェールズの18世紀後半から19世紀にかけての道路、運輸、運河、鉄道と産業に焦点をあてる。『南ウェールズ交通史研究』の続編。

目次

はしがき
第1章 北ウェールズ産業の盛衰と交通
 1.はじめに
 2.北ウェールズの農業と交通
 3.毛織物工業の盛衰と交通
 4.製鉄業の盛衰と交通
 5.おわりに
第2章 ホーリーヘッド道路と海上ルートの近代化
 1.はじめに
 2.北ウェールズにおける交通・通信改善の必要性
 3.トマス・テルフォードとホーリーヘッド道路の建設
 4.海上ルートの改善
 5.おわりに
第3章 海事産業とスレート輸送
 1.はじめに
 2.発展の基盤、交通インフラの形成
 3.スレート市場の拡大
 4.スレート輸送と海事産業の発展
 5.蒸気船の役割
 6.おわりに 
第4章 北ウェールズの運河と地域経済
 1.はじめに
 2.運河の建設
 3.鉄道会社による買収
 4.運河沿線の産業発展と運河輸送
 5.おわりに
第5章 戦後の運河再建運動
 1.はじめに
 2.ボランティアによる活動
 3.内陸水路政策の変遷
 4.再建の事例・ウェールズの運河の場合
 5.水路の娯楽・アメニティ利用
 6.おわりに
第6章 チェスター&ホーリーヘッド鉄道
 1.はじめに
 2.イングランドとアイルランド両首都間の鉄道計画
 3.チェスター&ホーリーヘッド鉄道の設立と本線の建設
 4.S.M.ピートーと沿線開発
 5.おわりに
第7章 カンブリアン鉄道の形成と発展
 1.はじめに
 2.カンブリアン鉄道前史
 3.カンブリアン鉄道の形成
 4.おわりに
第8章 ウェールズのナローゲージ鉄道(1)
     ──概論──
 1.はじめに
 2.タイプ1に属する鉄道
 3.タイプ2に属する鉄道
 4.タイプ3に属する鉄道
 5.タイム4に属する鉄道
第9章 ウェールズのナローゲージ鉄道(2)
     ──タリスリン鉄道──
 1.はじめに
 2.「スレート産業」時代
 3.「ツーリズム」時代
 4.戦後の再建
 5.おわりに ──現在のタリスリン鉄道
第10章 ウェールズのナローゲージ鉄道(3)
      ──フェスティニョク鉄道──
 1.はじめに
 2.フェスティニョク鉄道の建設と発展
 3.ライバル鉄道の出現とその影響
 4.おわりに 
第11章 ウェールズ観光旅行の歴史と鉄道
 1.はじめに
 2.鉄道以前ウェールズ旅行
 3.臨海リゾートの発達と鉄道
 4.北ウェールズの主要臨海リゾート他
 5.おわりに
第12章 結論
あとがき