
住宅復興とコミュニティ
内容紹介
災害多発時代に入った日本列島。減災とは何か。「復興災害」とは何か。阪神・淡路大震災14年の復興過程と、国内外の経験から浮かび上がった住宅復興の教訓。
目次
第1章 復興災害
1 大災害時代
2 防災と減災
3 復興の過程で人が死ぬ
4 住宅復興がカナメ
5 阪神・淡路大震災の復興とは何だったのか
6 復興とは何か
第2章 復興まちづくりと住宅
1 住宅復興と市街地整備
2 どこでどんな事業がおこなわれたのか
3 復興都市計画事業の論点
4 非民主的な都市計画決定
5 都市計画事業がふさわしくなかった二つの地区
6 区画整理事業は何をもたらしたか
7 復興再開発事業は何をもたらしたか
第3章 復興公営住宅とコミュニティ
1 阪神・淡路大震災における住宅復興のプロセス
2 応急仮設住宅
3 単線型住宅復興
4 復興公営住宅
5 コミュニティ保全-二つの事例-
第4章 自力仮設住宅という方法
1 自力仮設住宅とは
2 自力仮設住宅の実態
3 建設から消滅へ
4 自力仮設住宅を建てた人々
5 恒久住宅へ
6 自力仮設住宅の意義
第5章 ジャワ島中部地震の住宅復興
1 ジャワ島中部地震
2 復旧・復興
3 コアハウス
4 集団移転のドーム住宅
5 ジャワ島から学ぶこと
第6章 住宅復興に備えを
1 被災者への公的支援
2 被災者生活再建支援法の抜本改正
3 能登半島地震復興にあらわれた効果