住宅復興とコミュニティ

住宅復興とコミュニティ

  • 著者:塩崎賢明著
  • 定価:3,520 円
  • ISBN:978-4-8188-2056-2
  • 判型:四六判
  • 頁:282頁
  • 刊行:2009年06月
  • ジャンル:都市・環境人文・社会

内容紹介

災害多発時代に入った日本列島。減災とは何か。「復興災害」とは何か。阪神・淡路大震災14年の復興過程と、国内外の経験から浮かび上がった住宅復興の教訓。

目次

第1章 復興災害
  1 大災害時代
  2 防災と減災
  3 復興の過程で人が死ぬ
  4 住宅復興がカナメ
  5 阪神・淡路大震災の復興とは何だったのか
  6 復興とは何か
第2章 復興まちづくりと住宅
  1 住宅復興と市街地整備
  2 どこでどんな事業がおこなわれたのか
  3 復興都市計画事業の論点  
  4 非民主的な都市計画決定
  5 都市計画事業がふさわしくなかった二つの地区
  6 区画整理事業は何をもたらしたか
  7 復興再開発事業は何をもたらしたか
第3章 復興公営住宅とコミュニティ
  1 阪神・淡路大震災における住宅復興のプロセス
  2 応急仮設住宅
  3 単線型住宅復興
  4 復興公営住宅
  5 コミュニティ保全-二つの事例-
第4章 自力仮設住宅という方法
1 自力仮設住宅とは
  2 自力仮設住宅の実態
  3 建設から消滅へ
  4 自力仮設住宅を建てた人々
  5 恒久住宅へ
  6 自力仮設住宅の意義
第5章 ジャワ島中部地震の住宅復興
  1 ジャワ島中部地震
  2 復旧・復興
  3 コアハウス
  4 集団移転のドーム住宅
  5 ジャワ島から学ぶこと
第6章 住宅復興に備えを
  1 被災者への公的支援
  2 被災者生活再建支援法の抜本改正
  3 能登半島地震復興にあらわれた効果